『リーグオブレジェンド』の次回パッチ「25.07」の調整内容が予告され、多数のチャンピオンやアイテムのバフ・ナーフ予定が明らかになりました。
今シーズンはナフィーリやグウェンなどチャンピオンの性能やパワースパイクに大きなテコ入れとなる調整が続いていますが、次回パッチではヨリックがその対象となっています。
ヨリックが寄りやすく、シェンはタワーを叩きやすく
『LoL』リードゲームデザイナーのMatthew Leung-Harrison氏は、Xにて次回パッチのプレビューを公開。
大きなトピックと言えるのはヨリックへの変更で、Matthew氏は「スプリットプッシュのパワーを低下させ、よりチームファイターとして機能するように」とその狙いを説明。
従来はグールこと「ミストウォーカー」と、Rスキルによる「霧の乙女」を召喚してのスプリットプッシュ性能が全チャンピオン中でも屈指の存在ながら、集団戦ではダメージもタンクとしてもなかなか難しい立ち位置だったヨリックですが、今回のアップデートで大規模な変更が加えられます。
パッシブとQスキルで「ミストウォーカー」の墓が作られる条件が緩和
「ミストウォーカー」がモンスターやミニオンからの攻撃に強くなり、通常攻撃1発で倒されなくなる
Eスキルの効果を受けた敵は「ミストウォーカー」からのダメージ増加ではなく、アーマー低下のデバフを受けるように
ヨリックがリコールしても中立モンスターを攻撃しているミストウォーカーはそのまま戦い続けるように
上記の他にも数多くのポイントが調整されており、全体的に「ミストウォーカー」を生み出しやすく、集団戦でもダメージが出せるような役割を目指していることが分かります。
ヨリック本体のアーマースケールが低下するなど単独行動の能力は削られているものの、決してスプリットが不可能になった訳ではなく、集団戦へ寄るかスプリットするかの駆け引きが相手からすると厄介な存在となりそうなこの調整。TOP、そしてJGでのヨリックの活躍ぶりがどのように変化するかに注目が集まります。
なお、同パッチではシェンのQスキルによる強化AAがタワーへダメージを与えるように変更。Rスキル「瞬身護法」でシールドを付けた味方の元へと瞬間移動するため、ヨリックなどのスプリットプッシャーを相手にすると非常に苦しいレーン戦を強いられていたシェン。このアップデートによってリードした場合は自分でタワーを叩いたり、R先でのシージに加わったりと、これまでとは違った戦い方が可能になりそうです。

調整チャンピオンがナーフ傾向 ヨネE2のCC無効は削除
同パッチではその他のバフ・ナーフ調整も実施。ダリウスが続けざまのナーフとなっているほか、ヨリック同様に大型の調整を受けたグウェンやナフィーリは現在複数のレーンで強力なパワーを見せつけており、残念ながらすぐさまのナーフとなっています。
中でも注目はヨネへの変更で、Eスキル「縛魂の解放」再発動時のCC無効が削除。これまでは的確に再発動することで敵のCCスキルを無効化していましたが、今後はE発動地点に戻ってCCが発生することに。代わりにパッシブのクリティカルダメージ低下がなくなっており、インフィニティ・エッジなどのクリティカルビルドの脅威は一層増しそうです。
エイプリルフールの新スキン登場やルブランのビジュアルアップデートも予定されている次回パッチ「25.07」は、4月3日(日本時間)配信予定です。

なお、今回紹介した調整はPBE段階のため、本実装までに変更が入る可能性があることにも留意が必要です。詳細な変更については次回パッチの配信をお待ちください。