【単独インタビュー】DRX HYUNMIN「元チームメンバーArt選手との対戦にワクワクしている」―撃ち合いが好きというHYUNMIN選手にPRX戦の印象やウェイレイの評価を訊く【VCT Pacific 2025 Stage 1】

3月22日に開幕した『VALORANT』のアジア大会「VCT Pacific 2025 Stage1」。翌23日にはDRXとPRXが激突し、2-1でDRXが勝利しました。試合後に、DRX HYUNMIN選手にお話を伺ってきたのでそのときの模様をお届けします。

VALORANT インタビュー・コラム
【単独インタビュー】DRX HYUNMIN「元チームメンバーArt選手との対戦にワクワクしている」―撃ち合いが好きというHYUNMIN選手にPRX戦の印象やウェイレイの評価を訊く【VCT Pacific 2025 Stage 1】
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2025年3月22日に開幕したVALORANTのアジア大会「VCT Pacific 2025 Stage1」。翌23日にはDRXとPaper Rex(PRX)が激突し、白熱した戦いを繰り広げました。

1マップ目のヘイヴンではPRXが前半に大きくリードしたものの、DRXが追いつき見事な逆転勝利。続く2マップ目のアイスボックスでは、PRXが新エージェント・ウェイレイを使用するなど強みを生かしたプレイで勝利を収めましたが、3マップ目のロータスで再びDRXが実力を発揮。最終的に2-1でDRXがこの日の勝利を果たしました。

筆者は現地取材を通じてDRXのHYUNMIN選手に直接お話を伺ってきました。この日の試合内容はもちろん、ウェイレイの評価や日本についても色々と語っていただいたので、そのときの模様をお届けします。

◆ヘイヴンで0-8でもチームの雰囲気はすごく良かった

――はじめまして。DRXの皆さんには以前何度も取材や通訳でお会いしたことがあったんですが、新たにチームに合流したHYUNMIN選手とは初対面ですね。今回日本のメディアからインタビュー申請がきて、正直どう思いましたか。

HYUNMIN:とても新鮮な気持ちです。日本のチームで活動してから韓国のDRXに入ったので日本には僕のファンの皆さんもいらっしゃいますし、こういう機会をいただけて感謝しています。

――良かったです。では早速本題に入りましょう。「VCT Pacific Kickoff」の優勝から「Masters Bangkok」まで紆余曲折あったと思いますが、今回の「VCT Pacific Stage1」までどんな準備をしてきたか聞かせてください。

HYUNMIN:バンコクから帰ってきて1週間ほど休んでからすぐに練習に入り、これまで僕らがミスしていたところを修正しつつ、一生懸命練習に励んでいました。

――それでは今日の試合についてお伺いします。ヘイヴンでは見事な逆転勝利を決めましたが、アイスボックスでは負けてしまいました。最終的にはロータスで勝って、2-1での勝利となりましたが、振り返ってみていかがですか。

HYUNMIN:1マップ目のヘイヴンで0-8から逆転したときは、チームの雰囲気がすごく良かったので逆転できたんだと思います。2マップ目のアイスボックスでは撃ち合いで何度も負けてしまったので、それがちょっと悔しかったですね。3マップ目のロータスでは、チームとしてすごく上手くプレイできたので勝つことができました。

――ヘイヴンでの前半はずっとラウンドを取れなかったにも関わらず、チームの雰囲気が良かったということですか。

HYUNMIN:そうですね。このままラウンドを取れずに負けちゃうんじゃないかみたいなことは考えなかったですね。なぜかわからないんですけど心配はしなかったです。逆転して最終的に勝つことができたので、とても幸せな気持ちになりました。

――対戦相手PRXも非常に強いチームですが、実際に戦ってみていかがでしたか。

HYUNMIN:PRXというチーム自体がすごく撃ち合いを好んでいて、僕も撃ち合うのが好きなほうなのでとても楽しくプレイできました。PRXとはあまり対戦したことがなく、オフシーズンのときに一度だけ対戦したことがあるんですけど「VCT Pacific」では初めて対戦しました。お互いに楽しくゲームできたと思うので良かったです。

――PRXへの対処がしっかりできていたと思うのですが、もともと準備していたんでしょうか。それとも試合をしながら対処法を模索していたのでしょうか。

HYUNMIN:とくに対処しようという感じではなかったです。単に自分たちが頑張ればいいと考えてゲームしていました。とにかく自分たちのプレイをしっかりやろうという感じでしたね。

◆「ウェイレイ」は難しいエージェント

――ついに「VCT Pacific」でもウェイレイが登場しましたが、HYUNMIN選手から見たウェイレイの評価はいかがですか。

HYUNMIN:ウェイレイはほかのデュエリストに比べてアビリティも多様ですごく華やかなエージェントだと思います。上手く使えればすごく良いエージェントだと思うのですが、反対に使いこなせないと難しいエージェントでもあると思います。もし使うなら、そういったことも考慮しないといけないかな、と。

――どんな点が難しいんでしょうか。

HYUNMIN:アビリティの構成自体が自分に使うものではないので、単体だと危険にさらされることもあります。味方のスキルを受けつつプレイする必要があるので、息を合わせることができれば良いと思いますが、そのあたりは好みにもよるかもしれません。

――ステージ上でのインタビューでは、ウェイレイを使う意向があるかについて「maybe……」のような感じでぼかしていましたが。

HYUNMIN:そうですね。使うかもしれないし、使わないかもしれないし(笑)。

――わかりました(笑)。ところでHYUNMIN選手といえば積極的なプレイや強気なエントリーの印象がありますが、それは元々のプレイスタイルなのか、それともデュエリストとして意識的にやっているのかどちらなんでしょうか。

HYUNMIN:僕は両方ですね。撃ち合いも好きだし、デュエリストだから戦いを仕掛けに行かなければならないのでより積極的にプレイするようにしています。

――さて、次はDetonatioN FocusMe(DFM)戦です。かつてのチームメンバー・Art選手との対戦にもなるわけですが、意気込みを聞かせてください。

HYUNMIN:一緒にプレイしていた選手と対戦するのはこれが初めてなので、すごくワクワクした気持ちでゲームに臨むことになりそうです。お互いに面白い試合ができたらいいなと思います。

――では最後に、日本のファンの皆さんに向けてメッセージをお願いします。

HYUNMIN:僕のキャリアは日本デビューから始まったので嬉しいですね。ファンの皆さんもすごく僕のことを応援してくれているのでとても幸せな気持ちです。次も面白い試合をお見せするので、これからも応援よろしくお願いします。


DRXの次の試合となるDFM戦は、3月30日20時(1戦目終了後)に予定されています。

《スイニャン》

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スイニャン

スイニャン

韓国在住時にeスポーツと出会い、StarCraft: Brood Warのプロゲーマーの追っかけとなる。帰国後、2009年ごろからさまざまなWEBメディアで取材・執筆活動を開始。2017年からはLeague of Legendsの国内プロリーグ「LJL」の公式日韓通訳に抜擢され、現在も複数タイトルで韓国人選手の通訳・翻訳活動を行なっている。自らはゲームをほとんどプレイせず、おもにプロゲーマーの試合を楽しむ観戦勢。

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