【んふふふ】「VERSUS」加藤純一軍団がCR軍団に『VALORANT』で勝つ可能性は”はんじょうさん次第で全然ある”ーCRGSコーチのnagi氏に、生徒・はんじょうさんのポテンシャルを訊く【インタビュー】

「VERSUS」を目前にCR Gaming Schoolのnagiコーチへインタビューを実施。はんじょうさんの『VALORANT』のポテンシャルは、どうだろう?

VALORANT コミュニティ
【んふふふ】「VERSUS」加藤純一軍団がCR軍団に『VALORANT』で勝つ可能性は”はんじょうさん次第で全然ある”ーCRGSコーチのnagi氏に、生徒・はんじょうさんのポテンシャルを訊く【インタビュー】
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加藤純一軍団とCrazy Raccoon軍団がプライドを賭けて戦うオフラインイベント「VERSUS」。そのDay2の種目のひとつには『VALORANT』も採用されています。

VCT Mastersへの出場経験もある元プロゲーマーのrionさんを筆頭に、そのほとんどがイモータル帯プレイヤーで構成されるCrazy Raccoon軍団に立ち向かう……無謀とも思えるチャレンジですが、人一倍の闘志を燃やすプレイヤーが加藤純一軍団にいました。最高ランクはダイヤ帯のストリーマー・はんじょうさんです。

そんな彼のパッションを感じてか、はたまた加藤純一軍団の選手層の薄さからか、同イベントに向けてはんじょうさんへミッションが課せられます。それは「アセンダントに到達しろ」というもの。

「本気でコーチングしてもらおうかな 」…悩むはんじょうさんへ声をかけたのは「CR Gaming School(以下、CRGS)」でした。CRGSは、Crazy RaccoonとGame & Co.がタッグを組んで提供するオンラインのeスポーツ教育サービスです。

そうして始まったはんじょうさんの『VALORANT』修行月間。専属コーチを担当する元プロゲーマーのnagiさんから定期的にフィードバックを受けることで、アセンダント目標のランク上げこそ苦戦しているもののメキメキと実力をつけています。

nagiさん

さて今回はイベントを目前に控えるなか、はんじょうさんの『VALORANT』の師であるnagiさんへインタビューを敢行。うっかり指導を引き受けてしまった新しい生徒のポテンシャルは、ジャイアントキリングに届く可能性を秘めているのでしょうか。同氏の経歴やゲーム上達のコツなど、いろんなテーマを絡めてお話を伺いました。

ーー本日はよろしくお願いします。まず、nagiさんがCRGSのコーチになるまでの経歴を聞かせてください。

nagi:もともとは『Counter-Strike: Global Offensive(CS:GO)』というタイトルでプロゲーマーを目指していまして、日本の大会では準優勝を3回ほど経験しました。準優勝という結果ばかりなのは、決勝で現ZETA DIVISIONに所属するLazさん率いるAbsoluteに毎回敗れてしまっていたからです。その後、V3 Esportsに所属したのがプロゲーマーとしてのデビューでしたね。

『VALORANT』へ移行した当初は所属していたチームが急に解散したりと……色々ありまして。「このままだと生活ができない…!」となっているなかVCTに出場する為のメンバーを集めていた知人経由で、something選手と知り合いつつ、Insomniaというチームに加入し、そのチームではVCT(Challengers JAPAN 2021)のPlayoffsで6位まで行きました。

nagi:本当はその後も選手を続けたかったのですが、REIGNITEからコーチの誘いを受けまして。生活のために背に腹は代えられないと、選手からコーチへと転向。同チーム女性部門のコーチやアナリストも経験し、いまはCRGSでコーチをしています。

ーーCRGSのコーチになったのは、ある日スカウトを受けて……ですか?

nagi:そうですね。DMでお話をいただきました。その時もチーム探しを行っていたものの、今後について何も決まっていなかったので「とりあえずやってみようかな」という感じで。

ーーチーム所属のコーチとしてのキャリアも踏まえて、CRGSのコーチングならではの特徴はどんなところにあるのでしょうか?

nagi:“ティーチングにならないコーチングを意識する”というのが一番で、逆に言うとそれ以外はガチガチに決まっていません。CRGS内でもコーチによって教え方は結構変わると思います。

ーー各コーチの裁量が大きいということですね。ちなみに、これまでコーチングされた生徒の数はどれくらい?

nagi:20名くらいになります。

ーーそんなに!その方々の『VALORANT』ランクのボリュームゾーンはどこなんでしょう?

nagi:ダイヤ帯ですね。そこからアセンダント帯やイモータル帯まで行きたいという方が多いです。

◆はんじょうさんのコーチ指導を引き受けるに当たって、特別な感情はなかった

ーー実力的には今コーチングされているはんじょうさんと同じくらいの方が多いんですね。そのお話もお伺いできればと思うのですが、はんじょうさんへのコーチング依頼が届いた時、どのような印象を持たれましたか?

nagi:実は、その時の僕ははんじょうさんのことを詳しく知らなかったんですよね。Team Secretのアンバサダーで、バインドのAショートで強いACEを出した人という認識でした。そもそもストリーマーについても、釈迦さんや関優太さんの切り抜き動画を見ることはあっても、あんまりリアルタイムで配信を見る習慣がなかったんです。

nagi:なのでコーチング依頼が届いた時も、特別なにか印象を感じたわけではなくて、ちょうど他の生徒が卒業していく時期と重なったので受けた形です。

ーーなるほど(笑)。あくまで生徒の循環のひとつといった感じだったんですね。そうしてうっかり1万人越える視聴者に見守られながらコーチングをすることになったと。

nagi:当初は配信でやるとは聞いていなくて。途中から「配信があるかも」という話になりまして「なるほど?」と(笑)

ーーすっかり今や、はんじょうさんの配信において名物コーチとなりましたね。コーチング中には多くの視聴者が、nagiさんの個性的な笑い方をはじめ口癖についてコメントしますが、どう受け取っていますか?(笑)

nagi:んふふふ。まぁ、全然いいですよね。「そっか、自分の笑い方ってクセがあるんだ」みたいな。んふふふふふふ(笑)

ーーそれはよかったです(笑)。では、生徒としてのはんじょうさんについてお伺いできればと思います。彼はnagiさんのおかげで着実に実力がついているのに、ランクが上がらないことに申し訳なさを感じているようですね。

nagi:すぐに実践できるようなことは伸びが早いんですが、トライ&エラーを重ねていかないと身につかないものは苦戦していそうですね。どうしてもチーム練習の回数が限られているので、それを通じて身につけるようなチームプレイは伸び悩んでいる印象です。チームとして勝てるような考え方を伸ばす必要があるし、ランクはアセンダントに到達しないといけない……で、学ばないといけないことが多すぎる難しい状況ですね。

ーーやはりタクティカルシューターの経験者や、吸収率が大きい年齢の若い方でないと、短期間でアセンダントクラスまで能力を伸ばすのは難しいのでしょうか?

nagi:うーん……そこまで困難ではないと思うんですけど、はんじょうさんに関してはちょっと……配信者特有の問題もありそうですね。

ーーあ……やっぱりそうなんですね。本人や視聴者も気づいていないけど、nagiさん目線で「これはやっている」というものも少なからず……ありましたか?

nagi:そうですね……(苦笑)

ーーはんじょうさんは、VERSUSに向けてヴァイスを練習していますよね。彼はもともとレイズを中心にデュエリストをよくピックされていましたが、デュエリストとセンチネルどちらに適性があると思いますか?

nagi:正直言うと、いまはデュエリストの方があるのかなと思います。もっと相手の動きに合わせてセットアップを変えた方がいいといった改善点がまだあるので、自分のやりたいことを押し付けるデュエリストの方が合っていそうです。ただ、ヴァイスというのは良い選択だと思います。他のセンチネルだとヴァイスよりも強気に撃ち合えないので。

◆『VALORANT』のランクを上げるには“撃ち合いが強くなる”ことが最重要

ーーここでド直球でバカバカしい質問をさせてください。過去に何度も聞かれてきたかと思いますが、『VALORANT』が上手くなるにはなにが必要なのでしょうか?

nagi:撃ち合いが強くなることですね。上手くなるというか、"ランクを上げる"なら。

ーー撃ち合いが強くなるには、どうすればよいのでしょうか?

nagi:ピークの仕方や勝負のタイミングですね。もちろんエイム自体も必要になりますが。はんじょうさんで言うとエイムは元々優れていて、ピークも良くなっていますので、エージェント特有の“有利な撃ち合い方”を身につければ、もっと良くなると思います。

ーー自分が使っているエージェント特有の戦い方を覚える……ですか。例えばヴァイスで分かりやすい例はありますか?

nagi:一番シンプルなのは、フラッシュ(アークローズ)を使うだけで有利な撃ち合いになりますね。

ーーいち個人としては、彼もピークする際は積極的にフラッシュを使用しているように見えるのですが、まだ足りないと?

nagi:そうですね……。以前のスクリムだと、撃ち合うことを怖がって索敵だけに使っちゃうことがありました。その結果、敵が詰めてくるタイミングで返す手札が無くなっていました。

ーーそれはディフェンダー側でのシチュエーションかと思うのですが、以前にnagiさんはコーチングのなかで「センチネルはアタッカーでは比較的命が軽い」と話されていて、それは裏を返すとディフェンダーでは重い存在ということですよね。そんななかで“撃ち合う判断”というのは、どうすればいいんでしょうか?

nagi:ちょうど昨日(3月3日)のコーチングでも話したんですけど、有利な撃ち合いだったら基本的にしていいです。逆にそのタイミングを逃すと、どんどん手札が無くなって不利な状況で戦わざるを得なくなります。そういう意識で戦って、倒されちゃったら仕方ないと思っていいです。

ーーさらに言うと『VALORANT』では“勝手に一人でピークして倒されることは絶対にやっちゃいけない”という固定観念が僕個人にもあります。例えばセンチネルがサイトを一人で守っていたとして、逆サイトにいる味方の応援を待つことは悪くないのかな?とも思うのですが……。

nagi:なるほど?例えばパールのBロングなどで相手が入ってきて、トゲ(レーザーヴァイン)を返してフラッシュも入れました。これで戦わなかった場合、待っているとトゲがなくなって挟み撃ちにされるリスクが高まりますよね。味方が応援に来るまで耐えられなければ、味方がサイトに入れないという状況になってしまうかもしれません。それに比べると、トゲで動けなくてフラッシュにも当たっている敵と戦うのはリスクが低いですよね。もちろん状況にもよる話ですが。

ーーよっぽどの状況でなければ、スキルが当たっている敵とは撃ち合った方がいいんですね。

nagi:そうですね。さらに言うと、こちらが近壁かつ相手が複数いるかもしれないのにスキル無しでピークするのは良くないですけど、サイトのなかでオフアングルで待てているなど、有利な状況であればスキル無しでも撃ち合うのはアリですね。

ーーはんじょうさんに限らず、これまでコーチングを手掛けられてきた生徒の多くは『VALORANT』のどういったところに躓かれているのでしょうか?

nagi:躓く点は「エイム」ですね。ピークの仕方やエージェントへの理解は長くプレイしていれば身についていきますが、エイムは自身の癖だったりマウスの持ち方だったり、矯正しづらい問題があったりします。そもそもマウスを動かすのが苦手な人だと、なにが駄目でエイムが定まらないのか原因を一個一個解明していく必要がある場合もあります。そういう点でも「エイム」に悩んでいる人は多いですね。

◆推しチームはKarmine Corp…好きだけど勝てるチームとは思っていない

ーー話は変わりますが、先日VCT 2025 Masters Bangkokが終わりました。nagiさんが競技シーンで今注目しているチームや選手はいますか?

nagi:チームとしてはG2 EsportsとKarmine Corpですね。Karmine Corpに関しては、好きだけど勝つとは思っていないというアレなスタンスなんですけど(笑)。んふふふ。

ーー僕の身近にいる『VALORANT』競技シーンのファンもみんなKarmine Corpが好きなんですが、同チームのどういった点に惹かれるんでしょう?

nagi:まずは、Saadhakという強いIGLがいる点です。

ーーつい先日、nagiさんがヘイヴンで使うハーバーと同じカーテン(ハイタイド)を使われていましたね。

nagi:んふふふふ。あれ、僕がハーバー実装された当初から使っているのですが、まったく同じものを使っていましたね(笑)。Saadhakは昔から好きなんですが、いまKarmine Corpで一番の推しはEnghコーチです。昔、Gambit Esportsが「VCT 2021 Stgae3 Masters」を優勝した時のコーチで、この人が結構面白いエージェント構成を仕掛けてくるので、観ていて楽しいなと。

ーーnagiさんはオフメタが好きなんですか?

nagi:結構好きですね。ずっと同じのを観ているよりかは(笑)。んふふふ。

ーーエージェント構成に絡めてですが、デュエリストやセンチネルに限らず「実はこのエージェントは、はんじょうさんに合うのでは?」というものはあったりしますか?新エージェント「ウェイレイ」も含めて。

nagi:なるほど?新しいデュエリストを使うと突っ込んで倒されそうなんですが……うーん、難しいですね(笑)。自分の得意を押し付けれるエージェントであれば、数をこなせばモノにできる人だと思うので……ぶっちゃけなんでもいい気がするなぁ。

ーーでは得意を押し付けたい人向けという面で、一番オススメのエージェントはなんですか?

nagi:アイソなどは一番敵に来てほしくないですよね。

ーーなるほど。FNC Alfajerみたいなプレイヤーが使っちゃうと……ということですよね?

nagi:んふふふ。そうですね(笑)。次のパッチからスキルに調整が入ったので、そういう意味でも注目度の高いエージェントですね。

◆加藤純一軍団とCrazy Raccoon軍団…VARSUSはどっちが勝つ?

ーーズバリ、VERSUSは加藤純一軍団とCR軍団のどちらが勝つと予想しますか?

nagi:普通に考えればCRなんですけど、本番で覚醒するはんじょうさんに期待したいですね。

ーージャイアントキリングを成し遂げるために、鍵となるのはなんだと思いますか?

nagi:見ている感じ、まざー3さんの攻めの組み立て方などは結構良いと思っています。守り方もなにか問題を抱えているというわけではないので、一人で動く役割のはんじょうさん次第で、全然可能性はあるのかなと思います。はんじょうさんが荒らしまくれば。んふふふふ(笑)

ーーまざー3さんのIGLを評価されていますが、他の出場者に関する印象も聞かせていただけますか?

nagi:加藤さんも普通に上手いと思います。モク以外のアストラのスキルを使うタイミングがすごく良いですよね。そして、ユリースさんはズバ抜けています。エイムが強いし、立ち回り自体もすごくセンスがありますね。あとしれっとコーチング配信の視聴配信をしていて……(笑)

ーーしれっと無料聴講されていたんですね(笑)

nagi:んふふふふ。ちょっと面白いなぁと思いました(笑)。渋谷ハルさんはカスタムではんじょうさん側のチームじゃないことが多いのであまり把握できていないのですが、ボドカさんに関してはコールが素晴らしいですね。味方が離れているときにすぐ声を出してくれますし、細かな声掛けがめっちゃ良い。ツルギさんはシンプルにデュエリストが上手いです。センスの強いエイマーのユリースさんに比べて、総合的に偉い熟練デュエリストという感じがします。

ーー柊ツルギさんも個人的にCRGSでコーチングを受けられていたので、それが生かされているんでしょうね。いや、そういうことにしましょう。ところでボドカさんのコールも絶賛されていましたが、カスタムにおけるはんじょうさんの声出しについてはいかがでしょう?

nagi:コールはちょっと少ないかもですね……。情報を選んで報告するのは難しいと思うので、とりあえず目の前で起こったことを全部言ってもいいのかなと思います。いまは結構プレイ自体が敵にビビってしまっていて、それによって言葉数も減ってしまっています。以前のRFN(REJECT FIGHT NIGHT)では、はんじょうさんがIGLをしていたのもあって良い感じでしたよね。

ーーありがとうございます。もっとお話をお伺いしたかったですが、すっかりお時間になってしまったので、最後にCRGSが気になっている読者に向けてメッセージをお願いします。

nagi:はんじょうさんの配信を見て気になった方は、CRGSの無料体験会に来てください。案内を受け取りたい方はDiscord公式サーバーへ参加してみてください。


『VALORANT』が種目に並ぶVERSUSは、3月9日に開催されます。果たして、1ヶ月以上に渡って血の滲む努力を続けてきたはんじょうさんは報われるのでしょうか。

CR Gaming School公式サイト:https://cr-gs.jp/

CRGS OPEN COMMUNITY(Discord):https://discord.gg/Pskq6E7g

《矢尾 新之介》

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