GAM戦を終えたSHG Evi選手にインタビュー―「3戦目は集中力を切らしてしまった」「チームはまだまだ力を秘めている」【LCP Season Kickoff】

LCP初戦を終えたSHG Evi選手にインタビュー。試合の振り返りとチームの状況を聞きました。

League of Legends インタビュー・コラム
GAM戦を終えたSHG Evi選手にインタビュー―「3戦目は集中力を切らしてしまった」「チームはまだまだ力を秘めている」【LCP Season Kickoff】
GAM戦を終えたSHG Evi選手にインタビュー―「3戦目は集中力を切らしてしまった」「チームはまだまだ力を秘めている」【LCP Season Kickoff】
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2025年1月18日、『リーグ・オブ・レジェンド』のアジア太平洋地域の新リーグ「LCP」の開幕戦が行われ、日本からパートナーチームとして参加している「福岡ソフトバンクホークスゲーミング(SHG)」が、同じくパートナーチームとしてベトナム地域から参加の「GAM Esports(GAM)」と対戦しました。

新パッチにフィアレスドラフトの導入と大きく環境が変化した中、新たなロスターでの初陣を迎えたSHG。好連携で集団戦を制すシーンなど見せ場を作りましたが、BO3トータルでは1-2と敗北。残念ながら黒星発進となりました。

試合後のSHG Evi選手に試合の振り返りや新シーズンのポイント、そしてチームの完成度などについてお話を聞きました。

◆「コミュニケーションの面は大きく伸びてきている」

──まずは本日の試合を振り返って感想をお願いします。

Evi最終戦の僕が本当に良くなかったので、悔いの残る試合になってしまいました。

──Game1はGAM側がケイトリンとラックスのBOTデュオをMIDのコーキに当てる珍しいスワップゲームを仕掛けてきました。

Evi珍しいケースでしたが、ベトナムのチームが他の大会でやっていたのを前もってチェックしていたので「MIDに来るタイプだ」というコミュニケーションで対応はできたと思います。

──続くGame2は見事な勝利で、スキル合わせなど連携面でも非常に上手く決まっていました。コミュニケーションの問題もあまり無さそうに見えましたが、どうでしょうか。

Eviコミュニケーションの面では発展途上ではあるのですが、大きく伸びてきていると感じます。チーム始動当初を100点満点中の10点だったとすると、今は40点くらいですかね。

ヒヤリとするシーンもありつつ、好連携からの華麗なコンボで試合を決めたGame2

──そしてGame3では再びスワップゲームとなり、TOPを狙った戦術から大きくスノーボールされてしまう形となりました。BO3全体で振り返るとブルーサイドのGame1を取りたかったのではないでしょうか。

Evi大きな大会が久しぶりのメンバーもいましたし、初戦はチーム的な緊張もあってしょうがなかったかなと思います。3戦目は自分の集中力が切れてしまったと言いますか、もっと考えなければいけない場面なのに安易なTPで2デス目をしてしまいました。もちろん集中力を保つのも自分の責任なので、そこは自分自身に残念な気持ちです。

──両チーム平等な条件とはいえ、ドラフトのやり直しなど難しい状況での試合ではあったと思います。ちなみに初戦のサイド選択権は専用の「1vs1ゲーム」というユニークな形式が採用されており、今回はmarble選手が出場し見事に勝利しました。この人選についてはどのように決まったのでしょうか。

Evi今回はmomentさんから「marble行くよ!」とご指名があったのですんなり決まりました。

marble選手が見事勝利。今後のサイド決定1vs1ではSHGはドレイブンを、GAMはルブランをピックできなくなった

──試合における重要な要素を決める戦いではありますが、また違った面白さのあるバトルでした。今後はEvi選手の出番も期待して良いでしょうか。

Eviシーズンは始まったばかりなので、そこも楽しみにしていただければと。

◆ドラフトは「ピックの評価が変わっていく」難しさがある

──フィアレスドラフトの影響についてもお聞きします。SHGは経験のあるメンバーも多くプール的な難しさはそこまでない印象なのですが、どのような印象でしょうか。

Eviそうですね、プール的な難しさはないです。ただバンピックの難しさは、まだどのチームも手探り状態といったところですね。

──具体的にどういった難しさがあるのでしょうか。

Eviできないピックが増えることでカウンターがいなくなっていくややこしさと言いますか、「次の試合はこのチャンピオンがピックできないから、あのチャンピオンがOPになる」などピックの評価が変わっていく難しさですね。これはやりながら学んでいくしかないかなと。ただ、選手としては楽しくプレイしています。やっぱり毎試合違ったチャンピオンというのは面白いですね。

──台湾に拠点を移して間もない中での試合となりましたが、生活の方はいかがですか。

Evi少しトラブルがあってゆっくり練習ができていないので、そこは早く落ち着きたいですね。ただ、生活という面ではご飯も美味しいですし良い人たちばかりで、すごく過ごしやすいです。

──チームビルディングや環境面も含めて、これからまだまだ伸びしろがある状況下での試合になりました。

Eviただ、勝負の世界では結果がすべてです。今日は僕らの力が、特に今回は僕がやっちゃったなという感じなのでファンの方にもチームメイトにも申し訳ないです。

──最後にファンの皆さんへメッセージをお願いします。

Evi遅い時間になってしまったと思いますが、応援していただいた皆さんにありがとうございますと伝えたいですし、SHGはまだまだ力を秘めていると思います。これからの試合も楽しみにしていてください!


日本からSHGと「DetonatioN FocusMe(DFM)」が参加している「LCP Season Kickoff」は2月16日まで全8チームによるBO3のシングルラウンドロビンで開催。上位6チームが次のラウンドへと進み、優勝チームは国際大会「First Stand」へと進出します。

DFMの初戦は1月18日(土)日本時間19:00から「Team Secret Whales(TSW)と対戦。そしてSHG注目の次戦はともに初戦黒星となった「CTBC Flying Oyster(CFO)」とカードが組まれており、1月19日(日)の日本時間21:30から開始予定となっています。

《ハル飯田》

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ハル飯田

ハル飯田

1993年、大阪府生まれ。一旦は地元で公務員になったものの、ゲームが好きすぎて気付いたらフリーライターに。他メディアではeスポーツ選手や競技シーンの魅力を発信することに注力したり大会でキャスターを務めたりもするのだが、インサイド&ゲムスパではもっぱら好きなゲームについて語ることで安らかな気持ちになっている。

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