「CLZからはLazと同じ精神を感じている」ZETA・Carlaoに訊く新メンバーの印象と、最後のピースとなった「XQQ」という存在【インタビュー】

Red Bull Home Ground APAC Qualifierにて、ZETA DIVISIONのCarlaoコーチにインタビューを実施。新メンバーの印象やチーム作りについて伺いました。

VALORANT インタビュー・コラム
「CLZからはLazと同じ精神を感じている」ZETA・Carlaoに訊く新メンバーの印象と、最後のピースとなった「XQQ」という存在【インタビュー】
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2024年10月19日・20日に両国国技館で行われた「Red Bull Home Ground APAC Qualifier」にてZETA DIVISION(以下、ZETA)が準優勝を収めました。ZETAはグループステージでCGZ、T1に快勝し、準決勝ではDetonatioN FocusMe(DFM)との接戦を制し決勝に進出。決勝戦となったT1戦ではマップスコア1-3で敗北したものの、2025年シーズンに向けて大きなポテンシャルを見せる大会となりました。

本稿では、そんなZETAを2024年シーズンから支えるCarlaoコーチへのインタビューの模様をお届けします。新たにFENNELから移籍した3名への印象や、“必要なピース”であったと語るXQQコーチの存在などを伺いました。

◆「CLZからLazと似たような精神を感じる」

――FENNELから移籍してきたCLZ選手、SyouTa選手、Xdll選手への印象を教えてください。また、CLZ選手のIGLをどのように評価していますか?

Carlao:3人ともとても良い印象で、2024年シーズン(以下、2024年と表記)になかったものをチームにもたらしています。彼らのおかげでより団結することができたし、より楽しく明るくなりました。Xdllはエネルギッシュで、キャラコンやエイムも良く、実力や若さ的に日本の未来を担うとても良いプレイヤーです。SyouTaもそうです。彼も既に多くの結果を残していますが、より世界レベルのプレイヤーであることを証明できると思います。

CLZについては、日本で数少ないIGLのなかでとても高いレベルで、私が見てきたプレイヤーのなかで最も賢いプレイヤーの一人だと思います。コーチとプレイヤーをうまくまとめあげてくれていますし、どんな成長を見せてくれるか楽しみです。

――Dep選手、SugarZ3ro選手について、先輩のポジションとなって何か変化などみられますか?

Carlao:2人は元々責任感の強い選手で、そういう意味で大きな変化は感じませんね。先輩となった今、新しい3人に対してより責任感を持っていく必要がありますが、きっと彼らなら上手くできると思います。でも、DepもSugarも2024年より心を開いていて、選手同士の深い話し合いがたくさんできる環境になっています。

――Laz選手という精神的支柱が抜けたことによる影響はありますか?またそれに対してどのように向き合っていますか?

Carlao:私にとってLazは別格で、全プレイヤーが従うべき、完璧なプロプレイヤーのモデルと言える人物でした。Lazとはうまくやってたので、既に寂しいです(笑)。

また、CLZから似たような精神を感じます。ゲームに全てを捧げる姿勢や情熱、プロとしての立ち振る舞いなどは、Lazにあったものと似ています。彼は日本の『VALORANT』競技シーンを任せられるような存在でしょう。

◆「XQQは我々に必要なピースだった」

――新たにJohntaコーチがCarlaoコーチと合流したことで、どのようなシナジーが生まれているのでしょうか。

Carlao:私はブラジルやアメリカの、Johntaはヨーロッパのスタイルをそれぞれ持っていて、互いのアイディアをすり合わせて、チームにとって最善の形を作っています。既にこのスタイルはかなりうまくいっていて、彼と私で良い相乗効果が生まれていますね。

――XQQコーチと入れ替わりでCarlaoコーチが加入したため、今初めてXQQコーチと共にチームを作っていると思います。XQQコーチは、他2人のコーチとプレイヤーをつなげる架け橋になっているのでしょうか?

Carlao:間違いなく、XQQは2024年の我々に必要なピースだったと思います。彼がいれば、より試合に勝ちきれる安定したチームになっていたでしょう。今彼はみんなをより団結させてくれるし、プレイヤーともよくコミュニケーションをとっています。まさに彼は2024年の我々に足りなかったピースだったんです。

彼がいることで、今年はチームをより高いレベルに引き上げてくれると思います。彼と一緒に仕事ができて嬉しいし、あと彼とは誕生日も同じで(二人とも1996年8月26日生まれ)特別な何かを感じますね(笑)

――最後に日本のファンへメッセージをお願いします。

Carlao:私にとって日本のファンはとても特別な存在です。2024年はあと一歩のところでした。今年こそ、ファンの皆さんが届けてくれる愛情や応援に相応しい結果を残せるように全力で取り組んでいきます。本当にありがとうございます!

――ありがとうございました!


VCT Pacificは2025年1月から始まるキックオフトーナメントを皮切りにスタート。上位2チームがタイ・バンコクで行われるMastersへ出場します。新たなプレイヤーを迎え、ヨーロッパとブラジルの頭脳、そしてそれらを繋げるXQQコーチが再び加わったZETA DIVISIONがどのような戦いを見せるのか、期待が高まります。

《岡野 朔太郎》

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「最高の妥協点で会おう」 岡野 朔太郎

東京在住ゲームメディアライター。プレイレポート・レビュー・コラム・イベント取材・インタビューなどを中心に、コンソールゲーム・PCゲーム・eスポーツについて書きます。好きなモノは『MGS2』と『BF3』と「Official髭男dism」。嫌いなものは湿気とマッチングアプリ。

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