VCT Americas「100 Thieves(100T)」は2024年10月9日(水)、Zanderの加入を発表。2024年を戦ったAsuna、Cryocells、eeiu、Boostioと合流する形で2025年シーズンに向けたロスターを決定しました。
これによりAsuna選手は2020年10月3日の加入から丸4年を迎え、VCT競技シーンでは珍しい同じチームでの5年目に突入します。
◆チーム幹部が明かすAsuna選手続投の理由
Asuna選手は2020年10月3日に100Tに加入。初の地域公式大会「First Strike North America」では優勝を収め、VCT 2021: Stage 3 Masters Berlinではベスト4に輝くなど活躍をみせました。その後チームは、幾たびのロスター変更を試みるも国際大会を逃すなど伸び悩む時期も続きましたが、VCT 2024 Masters Shanghaiではベスト4と健闘をみせました。
一方でSNS(主にReddit)ではAsuna選手をチームに置き続けることに対する批判的な声や疑問視する意見なども散見されます。これについて100Tのプレジデントを担うJacob Toft-Andersen氏が自身のXでコメントを発表。Asuna選手をチームに残すに至った判断や評価など、ロスター選定の裏側を語りました。
同氏によると、チームではシーズン終了ごとに評価と分析に基づいたレビューが行われており、過去3年間にわたってAsuna選手は全てのプレイヤー・コーチから「最も重要で安定したプレイヤー」であると評価されていたそう。また、Asuna選手はチームの要であり、リーダーであり、なんでもこなせる万能プレイヤーと呼ばれていたとのこと。
また、若く(当時17歳)経験も少なかったチーム加入当初は、ベテラン選手との連携に苦労していたものの、時間が経つにつれて彼らの信頼を得つつ、最終的にはチームで最も重要な人物であると認められるまでになりました。
そして、デュエリストからイニシエーターまでさまざまなエージェントを使いこなしながらも安定したパフォーマンスを発揮する点ももちろん評価されており、練習においてもチームメイトやスタッフに対してプロらしくポジティブな姿勢であることも評価に値すると語っています。
最後にJacob Toft-Andersen氏は、Asuna選手がチームに在籍し続けることを“とても誇りに思ってる”とし、彼がチームにいることで国際大会で優勝できると確信していると、大きな期待を寄せていることを示しました。そして、Asuna選手の人間的にもプレイヤー的にも成長する様子を見守り、関われたことは自身にとっての“特権”であったと一連の投稿を締めくくりました。