stax選手は、Vision Strikers時代から4年間所属してきたチームの脱退からわずか2週間足らずでT1へ移籍。さらに加入から10日足らずの6月16日には、Masters Shanghaiを制したGen.Gとの試合に臨みました。
今回はそんなstax選手にT1のIGLについて、そして短い練習時間の中でいかにチームを仕上げたのかを伺いました。
DRXではIGLとして活躍していたstax選手ですが、新チームでも同じく、とはならないようです。
◆IGLはあまりやりたくない
――試合お疲れさまでした。今日の試合の感想を教えてください。
stax:ミスの多い試合でしたね。練習期間が短かったとはいえ、あまりいいパフォーマンスとはいえませんでした。ただ、それでも今後の展望は見えたと思います。
――今日の試合でうまくいかなかった点はなんですか?
stax:基本的な作戦やコミュニケーションがうまくいきませんでした。次戦までに修正できればと思っています。
――おっしゃっていた通り、T1は新ロスターでの練習期間があまり取れなかったと思います。今日の試合にはどのような心持ちで臨みましたか?
stax:正直なところあまり期待はせずに臨みました。Mastersの王者を相手取っているわけですし。勝ちにいくことも大事ですが、今日の試合は戦術やコミュニケーションを良くしていくことに重きを置きました。
――stax選手が在籍していたDRXはいわゆる韓国らしい組織的な動きが特徴のチームでした。比べてT1はアグレッシブな動きが目立つチームだと思うのですが、スタイルの違いには慣れましたか?
stax:僕がT1に加入した時は組織的な動きの面での問題が多くありました。なので、加入後の1週間はポストプラントの動きやコミュニケーションに磨きをかけていくことに時間を使いました。スタイルの違いはあれど、基本的なチームとしての動きが重要であることには変わらないですからね。
――DaedaコーチがPacificの英語放送でインタビューを受けていた際、現在のT1のIGLはxccurate選手だという話をしていました。将来的にはstax選手がIGLを担当することになるのでしょうか?
stax:正直なところ、IGLはあまりやりたくありません。もしヘッドコーチにIGLを任されるなら担当しますが、xccurateのIGLが驚くほどよかったので、わざわざ代わる必要もありませんでした。
――今日の試合では一部のマップでxccurate・iZu・Sayaplayerの使用エージェントが入れ替わっていました。これはstax選手の加入が影響しているのか、それとも3選手がより得意なエージェントを担当した結果なのでしょうか?
stax:正直あまり把握していないんですが、加入時にコーチから聞いた話だと「xccurateがIGLをするなら、エイムに集中する必要があるチェンバーはやめた方がいいんじゃないか」という話が出たことでの変更だったようです。加えて、iZuのデュエリストとしての才能をもっと活かしたいというのもあったと思います。
◆アイソやネオンは“強すぎる”
――来週からは新パッチでの試合となります。アイソやネオンの変更について、これはチームにとって追い風になりそうですか?向かい風になりそうですか?
stax:新パッチはなんというか...単純にやりすぎだと思います。変更後のアイソやネオンは強すぎるので、いくつかのチームはピックしてくるでしょう。ただ、すぐナーフが入ると思っています。なので、どちらでもなく、ただ単に大きい変更だなといった感じですね。
――新マップのアビスをチームで練習をされていれば、その内容やメタの予想をお聞かせください。
stax:T1としてはアイスボックスやヘイブンも仕上げなければならないので、まだ練習はしていません。個人的には楽しそうなマップだな、と感じています。
――ありがとうございました。最後に日本のファンへのメッセージをお願いします。
stax:僕がT1に入ることになった時は、みなさん驚いたと思います。また、その時の応援のコメントなどはすごく嬉しかったです。これからもT1の応援をよろしくお願いします。