コンソール版『VALORANT』を先行プレイー専用エイムモード「フォーカス」でコントローラーでも快適なプレイが可能に

PlayStation 5、Xbox Series X|S向け『VALORANT』を先行プレイ。コンソール専用エイムモードやエイムアシストを試しました。

VALORANT インタビュー・コラム
コンソール版『VALORANT』を先行プレイー専用エイムモード「フォーカス」でコントローラーでも快適なプレイが可能に
コンソール版『VALORANT』を先行プレイー専用エイムモード「フォーカス」でコントローラーでも快適なプレイが可能に
  • コンソール版『VALORANT』を先行プレイー専用エイムモード「フォーカス」でコントローラーでも快適なプレイが可能に
  • コンソール版『VALORANT』を先行プレイー専用エイムモード「フォーカス」でコントローラーでも快適なプレイが可能に
  • コンソール版『VALORANT』を先行プレイー専用エイムモード「フォーカス」でコントローラーでも快適なプレイが可能に
  • コンソール版『VALORANT』を先行プレイー専用エイムモード「フォーカス」でコントローラーでも快適なプレイが可能に
  • コンソール版『VALORANT』を先行プレイー専用エイムモード「フォーカス」でコントローラーでも快適なプレイが可能に
  • コンソール版『VALORANT』を先行プレイー専用エイムモード「フォーカス」でコントローラーでも快適なプレイが可能に
  • コンソール版『VALORANT』を先行プレイー専用エイムモード「フォーカス」でコントローラーでも快適なプレイが可能に
  • コンソール版『VALORANT』を先行プレイー専用エイムモード「フォーカス」でコントローラーでも快適なプレイが可能に

基本プレイ無料の5vs5タクティカルシューター『VALORANT(ヴァロラント)』は、PC向けとして2020年6月にリリースされ、今年で4周年を迎えました。

そんな本作が、ついにPlayStation 5、Xbox Series X|S向けにリリースされると発表がありました。

編集部では発表に先駆けて、ロサンゼルスのRiot Games本社にてコンソール版『VALORANT』の先行プレイと開発者インタビューを実施。本稿では、プレイレポートをお届けします。 なお、今回プレイしたのは開発版のため、リリース後のゲーム内容と異なる場合があることはご了承ください。


◆目指したのはPC版と同じ『VALORANT』

先行プレイの前にコンソール版『VALORANT』の開発陣によるプレゼンテーションが行われました。 そこで何度も念入りに発言されたのが、「PC版と同じ体験ができる『VALORANT』」という目標でした。

コンソール版『VALORANT』はPC版とほぼ同じ感覚でしたので、違和感なくすんなりと操作に慣れました。開発陣の目標はかなり高い水準で達成されているという印象。

イベントにはプロチームSentinelsのTenZ選手といったPC版の有名プレイヤー以外に、『Call of Duty』元プロプレイヤーであり100 ThievesのオーナーNadeshot氏といった『CoD』界隈の有名プレイヤーも多く招待されており、「とても『VALORANT』らしい」と感想を述べていました。

「同じ体験」を言葉にするのは簡単ですが、そこに辿り着くまでには数々の障害があったとのこと。コンソール版は安定した120fpsを目指し解像度は可変式、通信サーバーはPC版と同じくRiot Gamesが直接管理します。そのほかにも、PC版との進捗共有、エージェントの微調整、コンテンツの同時配信などクリアすべき問題は山積みで、特に大きな障害となったのがコントローラーです。

◆コンソール版専用エイムモード「フォーカス」

『VALORANT』では正確なエイム力と状況に応じた索敵などのキャラクターコントロールが求められます。 しかし、コントローラーの入力感度を低く設定し、エイム重視にしてしまうと索敵の速度が遅くなり、逆に感度を上げてしまうとエイムコントロールが難しくなってしまいます。

ADS時や腰撃ち時の入力感度を個別に設定できるようにして、デッドゾーンの調整などを行っても納得いけるレベルに達しないという壁にぶつかりました。

そこで開発チームにいる元プロプレイヤーの2名が新しいエイムモード「フォーカス」を閃きました。

「フォーカス」は通常よりも少しだけ画面が狭くなり腰撃ちのエイム精度が向上します。 これにより、通常は移動重視の感度、「フォーカス」は腰撃ちの感度、ADS時は精密エイムの感度をそれぞれ選択できるようになり、コントローラーによる状況に応じた使い分けを実現しました。

「フォーカス」はコンソール版限定の機能で、デフォルトではR2/LTを押すと「フォーカス」、フォーカス中に右スティックを押し込んでADSに切り替わります。 設定からR2/LTでADS、右スティック押し込みでフォーカスに変更もできます。

筆者はデスマッチでフォーカス縛りで2戦、その後にADSありでプレイしてみたところ、たしかにフォーカスのほうが腰撃ちが当てやすくなりました。ただ、腰撃ちから直接ADSをするためには、操作を1ステップ挟むので、ある程度の慣れが必要だと感じました。

また、フォーカスで射撃している時に、ADSに切り替えようとして、右スティックを押し込むとエイムが少しブレてしまうこともありました。

個人的には、フォーカスとADSの操作を入れ換えてプレイしたほうが快適でした。

◆エイムアシストとエイム感度

コントローラーでプレイできるということで多くの方が気になるのはエイムアシストの存在でしょう。 コンソール版『VALORANT』にもエイムアシストは存在し、通常、フォーカス、ADSそれぞれにあわせて独自のチューニングが施されています。フォーカスで連射しているとレティクルがヘッド~ボディ近辺に吸い寄せられていきましたが、バラまいた弾が頭に吸い込まれるわけではないので圧倒的なアシストとは感じませんでした。

エイム感度はカメラ感度のほかに、スティックの内側と外側のデッドゾーンを微調整でき、エイム曲線は9段階から好みのものを選べます。 ボタン配置のプリセットは全部で6種類用意されていました。

◆コンソール限定エージェントは?

コンソール限定エージェントはおらず、PC版と共通です。ただし、コンソール版はスキルの微調整がされており、効果範囲や持続時間などに若干の調整がされています。 スキルの内容そのものが変わるほどの大きな変化はありません。

◆アカウントは共有だがPC版とのクロスプレイなし

コンソール版『VALORANT』はPC版とのクロスプレイはありません。「プラットフォーム間の競技性を統一するため」という理由から、PlayStation 5とXbox Series X|Sのコンソール間でのクロスプレイのみ実装しています。

クロスプレイがないのでPCとCSのランクも別々に記録されます。世界初の最速PC・CSレディアント2階級制覇の栄光を掴むのは誰なのか見ものです。

アカウントはRiotアカウントで一元管理がされるので、ランク以外の全ての進捗は全プラットフォームで共有されます。 これまでPC版をプレイしていた方はCS版にログインすると全てのエージェントやスキンが引き継がれます。

ストアなども全プラットフォームで共通なので、CSで購入したスキンはPCでも購入済みになりますし、 デイリーやウィークリーミッションの進捗も引き継がれます。 ナイト・マーケットも共通なので別プラットフォームでやり直しはできません(笑)

◆日本を含む地域でリミテッドベータテストを開催

コンソール版『VALORANT』は2024年中のリリースを目指しており、まずは6月15日(土)から日本を含むアメリカ、カナダ、イギリス、ヨーロッパを対象にリミテッドベータテストが開催されます。 なお、テストへの参加は抽選形式となっており、下記ページからサインアップし、招待が届くとリミテッドベータテストに参加することができます。

コンソール版『VALORANT』リミテッドベータテスト
サインアップページ

PC版『VALORANT』リリース時からRiot Gamesは「コンソール版も開発している」と発言し続けてきましたが、その言葉がついに現実になります。 アジアでは日本だけがリミテッドベータに選ばれるほど、日本のマーケットを大切にしてくれています。そんな開発陣が力を注いだコンソール版『VALORANT』をより完璧に仕上げるために、リミテッドベータに参加しましょう。

《いーさん》

FISTBUMPのメールマガジンでは、FISTBUMPに掲載されるニュースの中から、厳選した記事をお届けします!ライアットの注目ニュースを見逃さないようにしましょう!

関連タグ

編集部おすすめの記事

特集