
- League of Legends
- インタビュー
ストリーマーのk4senさんが主催する『リーグ・オブ・レジェンド(LoL)』の大会「LTK(League The k4sen) Season: Finale(シーズン: フィナーレ)」。10月28日には『LoL』の元プロと歴戦のストリーマーたちが全力でぶつかりあうLTKの最高峰・Masters CupのDay2が開催され、激しい試合が行われました。
Match 2である「🔴Camellia Crown(CC) Masters」 vs 「🟢Laurel Regalia(LR)Masters」の戦いでは、なんとバックドア(直接集団戦に参加せず、敵陣のネクサスを直接破壊しに行く動き)で試合が終了。

もともとかなり優勢だった🔴CC Masters。最後の集団戦が始まる前からすでにMIDとBOTはインヒビターを破壊し、🟢LR MastersのBOTレーンには大量のミニオンがなだれ込んでいる状況でした。
そんな状態で始まったバロン前の集団戦。BOTでウェーブクリアを担当していたapaMENのガリオは、即座にテレポートを判断します。しかしその時点では、スーパーミニオンが複数体ベースに残っていたのです。
それを見たCerosは即座にテレポートによるバックドアを判断。「俺BOT飛ぶ!」の声に合わせ、🔴CC Mastersは陣形を一気に前がかりにして🟢LR Mastersの選手を妨害。見事集団戦にも勝利し、ネクサス前にはテレポートで合流したYutaponとCerosが並びながらのエンドとなりました。
この展開を見て、どこか懐かしさを覚えたLoL Esportsおじさんたちもいたのではないでしょうか。
さる昔、竹馬の友と語られるYutaponとCerosはDetonatioN FocusMe(DFM)というチームに長らく所属していました。かつてはRampage(RPG)及びPENTAGRAM(PGM)、Sengoku Gaming(SG)と覇を競い合い、EviがDFMに移籍してからは最強の日本人選手を揃えた絶対的なLJL王者として君臨していたのです。

そんなDFMは、マクロに関する知識も豊富。かつては最先端とされていた1-3-1(TOPにひとり、MIDに3人、BOTにひとり)による中盤以降の陣形をLJLでもすばやく取り入れ、高い完成度で運用していました。
なかでも、(個人的な観点を含みますが)DFMのマクロは攻めの精度が高く、とくにエンドの判断が鋭かった。隙を見逃さず貪欲にバックドアを狙うプレイは、成功失敗問わず多くの試合で見られた印象があります。


DFM自体の地力が高く、マップ上でバックドアが発生するような有利な状況を生み出しやすかったこと、Cerosの得意チャンピオンだったジグスやハイマーはタワーを破壊する性能が高かったことなどが大きな要因かもしれません。
細かくデータなどを調べて率を割り出したわけではないので実際のところはわかりませんが、平時よりバックドアを戦略の中に組み込んでいた印象を、筆者は強く持っています。



Mastersは、かつてLJLに所属していた名選手たちが集う階級です。前回のMastersでは、“なぜかバロンが取れる男”ことRainbrainがバロンをスティールするなど、現役時代を思いだすようなプレイが飛び出しました。
今回のバックドアも、筆者としてはそんな“当時”を思い出すプレイのひとつ。かつてDFMとして日本最強を誇り、世界と戦っていたYutaponとCerosを見ていたときのような、心躍る気持ちを思い出させてくれました。

「当時のDFMはただ強いだけじゃなくて、ピック段階からワクワクすることが多かったんだよね。たとえばシャコが出てきたときなんかは……」
と、油断するとLoL Esports DFMファンおじさん仕草をしてしまいそうではありますが、そういった楽しさがあるのもMastersならでは。もし最近『LoL』を始めたという人の周囲にこういった方がいた場合、できれば温かい目線で見守ってあげてください。その人はこういったメンバーでのガチなプレイが再び見られるのがうれしいだけなのです。
まだまだ熱冷めやらぬ「LTK Season: Finale」。次の試合であるレギュラーステージのDay6は、11月6日に予定されています。
今回話題にあげた元プロたちの試合であるMasters Cupは、「LTK Season: Finale」の大トリとして11月9日に開催されます。歴史を感じる要所要所の名プレイが見られる日が、今から待ち遠しくてなりません。