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4月3日に開幕したVCT Pacific 2026 Stage 1。第1週ではMasters Santiago決勝カードでの再戦が実現し、Paper Rexが決勝のリベンジを果たす結果に。Nongshim RedForceによるAscensionから続くVCTにおける連勝記録を14連勝で止めることとなりました。
本稿ではそんなPRXのAlecksコーチに、Santiagoの振り返りから新構成の意図、チームの現状について伺います。
――試合お疲れさまでした。今日の試合の感想を教えてください。
Alecks:フラクチャーを取りきれなかったのは残念でしたが、ロータスはうまく行きましたね。
――フラクチャーではsomething選手がネオンという構成でしたが、彼がネオンを使うのは初めてな上、試合後インタビューではネオンの練習期間は5日ほどということでした。どのような背景でこの構成にたどりつきましたか?
Alecks:まずMasters Santiagoから戻ってきて、今までの構成を各マップで使ってみるところから始めました。それもあって変更から5日しか練習期間が確保できませんでしたね。いろいろ考えた結果、今までのヨル構成のように早くローテートできる構成が一番やりやすいだろうということで、ネオンという結論になりました。5日間はsomethingと一緒に試合なんかも見たりして、ネオンに慣れてもらいつつ、個人練習でも細かい動きとかをたくさん練習してもらって、という感じですね。
――Masters SantiagoでNongshim RedForceがPRXの7連勝記録を止めたスプリットですが、本日はNSがスプリットをピックする展開となりました。本日の勝利である種スプリットを「取り返した」ように思いますが、満足のいくパフォーマンスでしたか?
Alecks:難しいマップでした。Masters Santiagoではエントリー時に潰されて負ける、ということが多かったので、今日の試合に向けての課題はそこをどう対策するか、でした。アシスタントコーチのWendlerがMasters Santiagoで得た情報をもとに気をつけるべき点をみんなに伝えてくれたのもあり、結果ここはかなりうまく行きました。

――スプリットでは両チームとも新構成での試合となりました。新しい構成には慣れましたか?
Alecks:正直、構成の変更はあれどやることはあまり変わってないんですよね。Jason(f0rsakeN)がスカイだったのがInvyに変わったくらいなので、昔の戦術も再利用しつつ、という感じです。慣れの面では、ネオンやヨルも試して現時点ではこの構成、というだけで、まだ発展途上なのでなんとも言えませんね。
――ロータスではちょっとした事故がありました。d4v41選手が死体撃ちに気を取られてエコラウンドを落としはしたものの、調子を崩すことなく勝利を収めました。かなりリラックスして臨んだ試合に見えましたが、いかがでしたか。
Alecks:まあ褒められたものじゃないですよね、ばかばかしいラウンドの落とし方でした。フラクチャーなんかもあまり納得がいってないというか、気が急いていたのかタイムアウトでもあんまり話を聞いてくれませんでした。興奮気味で、ラウンド中もみんな喋りすぎでした。でもそんな状況の割にはよくやってくれてましたし。最初からうまくやれていればフラクチャーも勝てていたかな、と思います。素晴らしい選手たちがいるので、精神面を一旦リセットできさえすればまたいいパフォーマンスが見せられるはずです。
――Masters Santiagoについて伺います。トロフィー2個目とはいかずでしたが、準優勝という素晴らしい結果でした。チームのパフォーマンスにどのくらい満足していますか?
Alecks:100点満点だったと思います。あまり期待はしていませんでしたし。まあいつの大会も期待はせずに臨むんですが、個人技が噛み合っての上振れに頼った状態で臨んだ大会だったので今回は特にそうでした。みんな今のメタは一気に攻めるのが強いメタだからPRX向きだ、なんて言いますが、そんなことないと思っています。2024年あたりからプレイのペースを落とす方向にチームを育ててきたので、今のメタの速さに追いつききれない部分があるんですよね。なのでMasters Santiagoではそこにどう対応していくかが鍵でした。その場しのぎで構成をちょっとずつ変える、なんてこともありましたね。

――KICK//OFF直後のインタビューでは「アンチエコはどうにかしないといけない」と話していましたが、Masters Santiagoを経て満足のいく改善はできましたか?
Alecks:ちゃんと作戦とか話したことを覚えている時はいい感じだと思います。ですが、楽しくなってきて全部忘れて突っ込み始めると怪しいですね。今日だって死体撃ちでアンチエコを落としているわけですし。まあ正直こういうものかな、と割り切っている部分もあります。Masters Santiagoのプレイオフにいたチームの中では2、3番目くらいにアンチエコを上手くやれているとは思いますし、それで十分だと思います。トロールするときはするのでしょうがないです。
――NSとの再戦を前に、戦術や個人技などいろいろな面での対策が考えられると思いますが、特にどこに注力しましたか?
Alecks:なにより先にメンタルですね。リベンジに燃えた状態で初戦に臨んで欲しくなかったんです。Masters Santiagoから戻ってきて最初の練習ではもうみんなすでに「あの試合ではNSの方が上手だった」と割り切って切り替えができていたので、そこは良かったと思います。
対策の面では、互いに相手の構成がわからない以上自分たちのプレイを磨くことに集中するしかなかったですね。前回スプリットを落とした時の反省を活かして練習していました。あとはDambi対策ですね。相手のアビリティの数をきちんと管理していないと大量のアビリティと一緒にDambiが突っ込んできて薙ぎ倒されて終わり、ということになるので、選手の配置にも注意しつつ、それでも3人4人とやられてしまった時には「やっちゃったね」と割り切って、という感じでした。
――ありがとうございます。最後に、日本のファンへメッセージをお願いします。
Alecks:みなさんいつも応援ありがとうございます。日本での大会は残念ながらないので、みなさんと韓国で会えたらと思います。これからも応援お願いします!
