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Split 2のDFMは、3つの国籍融合で「めっちゃ喋る」チームへ!まずは勝利から「ひとつずつ目標を上げていきたい」 ―DFM Kakkun&Pazコーチインタビュー【LCP Split 2 直前インタビュー】

DFMからBOTレーナーのKakkun選手、そしてヘッドコーチのPazさんにインタビュー。チームの成長を実感するポイントやメンバーの意外な一面まで、さまざまな質問をぶつけました。

ハル飯田

ハル飯田


『リーグ・オブ・レジェンド(LoL)』のアジア太平洋地域公式リーグ「LCP」にLJLを代表して参加するチームのひとつ「DetonatioN FocusMe(DFM)」。

アカデミーから選手をコールアップするなど“新生DFM”としてスタートを切った2026年シーズン。Split 1は苦戦が続いたものの、Split 2に向けては新たにMIDにFisher選手、SUPにWoody選手を迎え、LCPならではのグローバルな布陣で巻き返しを図ります。

4月4日に開幕するSplit 2を前に、DFMからBOTレーナーのKakkun選手(@isobekakuzou)、そしてヘッドコーチのPazさん(@Pazloll)にインタビュー。チームの成長を実感するポイントやメンバーの意外な一面まで、さまざまな質問をぶつけました。

環境が成長に繋がる。戦術は「ウォチパ」も参考に!?

――まずはSplit 1を振り返りたいと思います。残念ながら結果には繋がらなかったものの、試合後のインタビューでは成長著しい点もあると前向きな言葉もありました。改めてチームとしてSplit 1の経験から得られたと感じる点を教えてください。

Paz:一番は、それぞれが「自分のプレイに対する責任感」と言いますか、そういった感覚を持てるようになったことだと思います。去年まではプレイでもコールでも引っ張ってくれるAriaやHarpという存在もいて、TOPも経験のあるRayfarkyが務めていましたが、その3人が抜けたことで選手ひとりひとりが自分のプレイやコールに一層強い責任感を持って臨む必要性が生まれました。

同じミスを繰り返さないよう、練習段階からチームとしても選手ひとりひとりでも向上心やハングリー精神が去年より強くなっていると感じられますね。

――チーム在籍歴の長いメンバーが一気に抜けたことで環境も大きく変わりましたよね。ではKakkun選手の目線でSplit 1の収穫や成長を感じる点はどこでしょうか。

Kakkun:そうですね、大きくはPazさんの言った通りだと思います。チームとしては「この相手フラッシュないからファイトしよう」といったファイトの基準になる“情報の単位”をどんどんと小さくして、より細かな状況判断に繋がる作業が出来るようになってきたのは良い点だなと思います。

――Kakkun選手はLJLでMIDとして出場されていた頃も試合を重ねるにつれて成長していた印象があり、強い相手と戦うことで大きな経験値を得られているのかなと感じられました。LCPのBOTレーンもかなりアグレッシブで強いプレイヤーばかりだと思うのですが、2シーズン目を迎えて個人の成長に繋がっていると感じる部分もありますか。

Kakkun:やっぱりLCPはすごくレベルが高いんですけれど、ある意味では分かりやすい部分もあると思っています。上手い選手は強気に出られるタイミングはしっかり強気に来ますし、逆に前に出てはいけない場面では必ず下がるので、そうした「ルールを守っている」ということでもあるんです。

実際に、相手が考えていることや行動の傾向みたいなものは掴めていると感じますし、自分はそういった癖を掴むのが上手なのかなとも思うので、選手個人の癖も重視するようにしています。

――相手の傾向や癖の把握というのは確かに実戦でこそ磨かれる武器ですね。そこもレーニングなどに落とし込んでいると。

Kakkun:そうですね。

――そして、Pazコーチにも個人の振り返りや成長について聞いてみたいと思います。昨年の途中でヘッドコーチに昇格し、今季もLCPでたったひとりの日本人ヘッドコーチとして継続して戦っています。日本の『LoL』シーンを考えるとPazコーチのような存在がとても貴重だと思うのですが、改めてヘッドコーチという立場になっての自身を振り返ってみていかがですか?

Paz:正直、去年に関しては自分もあたふたしていたと思います。ヘッドコーチはやっぱりチームをまとめるリーダーシップ的な面も必要とされますし、BAN&PICKもフィードバックも全部担当するので、最初は手が回らない感じでしたね。

今年はLCPのレベルが「このままやっていたら本当に1回も勝てないな」と思うくらい本当に高いので、そこで戦っていくことで自分もヘッドコーチとして、引っ張っていく人間としてすごく成長できていると感じます。ただ、やっぱりもっと改善出来る部分はあると思いますし、自分が主導的にやる面と選手の意見をしっかりキャッチする面との、バランス感覚をもっと整えていけたらと思っていますね。

――ありがとうございます。Pazさんは引退された時から「次は指導者に」というお話があったように思います。いつ頃からコーチをやりたいと思っていたのか、そしてそのための勉強などはどういう手段でされているのか、聞いてみたいです。

Paz:元々試合を見るのが好きだということもありましたし、自分の中で持っている理論を操作で実行できなくなってきたあたりで「コーチのような、選手じゃない道に進もうかな」と思うようになりました。

勉強については色々ですが、僕は一応韓国語と英語がそれなりにできるので、色々な人のウォッチパーティも参考にしています。PeanutさんとかCaedrelさん(いずれも元プロ選手)とか、有名な方が試合を見て発している意見を自分のアイデアと比較することもありますし、自分が見逃していたセットアップなども見て学ぶなど、戦術面の参考にしています。

――そうだったんですね。それはちょっと意外ですし、なかなかユニークなルートな気がします。

Paz:極力、直近まで現役だったプレイヤーの視点を参考にするようにしていますね。やっぱり現役の選手と比べると(ウォッチパーティをしている元プロ選手は)知識や感覚が若干古い所もあるので。そういう意味でもPeanutさんは昨年まで現役だったので参考になります。

もちろんそのまま100%取り入れる訳ではなくて、自分たちが使えそうなアイデアや知識を取り入れるイメージですね。

――なるほど。Kakkun選手は過去に海外のトッププレイヤーの動画なども参考にしているというお話も聞かせていただいたのですが、BOTはSUPとの呼吸も必要でマッチアップも複雑なレーンだと思います。練習で意識している点はどこでしょうか。

Kakkun:僕は(BOTの)経験が浅いので、シンプルに考えるようにしています。例えばマッチアップでは「プッシュができるか」がすごい簡単な基準だと思うんですけど、もうひとつの基準として「BOTレーンの3つのブッシュが何番目まで取れるか」も考えるようにしています。これをポイントにしてからは新しいマッチアップでも対応できるようになったかなと。

――昨季からフィアレスドラフトが導入され、BO5だと5体のチャンピオンをやらなければいけない状況なので、選手もコーチも大変かなと思うのですが、改めて感想や印象を教えてください。

Kakkun:僕は別に「このチャンピオンが特に使える」という感覚はなくて、どのチャンピオンもその特性や使い方を理解出来ればピック出来るタイプなので、個人的にはフィアレスドラフトでも全然大丈夫ですね。

――コーチ目線ではいかがですか?

Paz:そうですね……僕たちはまだキャリアが短い選手が多いので、特に熟練度が必要なチャンピオンは急に必要なシチュエーションが来たとしても「これが合いそう」と咄嗟にピックするようなことはあまり出来ない傾向にあると思っています。

そこは難しさではあるんですけど、フィアレスだからこそ自分たちが準備したピックが出せる試合も多いので、そういう点では楽しいルールだなと思います。

――JGのCitrus選手のアサシンJGを代表として今のDFMはオーソドックスではないピックも持っているチームだと思うので、フィアレスのGame2、Game3になると少し変わったピックも出しやすいのがメリットにもなり得るんですね。

Paz:ですね。僕もそう思っています。

新メンバーを迎え「めちゃくちゃ喋る」チームへ

――そしてSplit 2ではDFMは新ロスターとなります。改めてメンバーを紹介していただけますか。

Paz:MIDにはLCKの「OK BRION」の下部組織からFisherさんが、SUPには昨年まで「PSG Talon」でプレイしていた台湾のWoodyさんが入りますね。

――日本と韓国、台湾のプレイヤーが融合することになった現DFMですが、そのメンバーのパーソナルな面にも迫りたいと思います。試合前の雰囲気などを見ていてもかなり明るい印象を受けるのですが、Pazコーチの目線で各選手のことを紹介していただけませんか?

Paz:分かりました。TOPのMomoさんはなんと言うか“泥臭い”じゃないですけど、物事に対して努力する量やパッションがすごく見えて、応援したくなるタイプの選手ですよね。

多少上手くいかないシーンがあっても「何やってるの」よりも「こんなに頑張ってるんだし、仕方ないか」と思えるくらい、努力が感じられる選手ですね。

△Momo選手もムードメーカーのひとり

――それは今後の成長も楽しみになりますね。

Paz:そう思います。そしてJGのCitrusは「いるだけでチームにプラスになる」ほど明るい存在なんですが、実はDFMで2シーズン目を迎えてすごく変わってくれた選手でもあると思います。

最初は感情が前に出てしまう瞬間もあったんですが、ずっと2人で話を続けてきたことで「どうしたらチームでよくできるか」をすごく考えてくれるようになりました。話をすぐ聞き入れて、少しでも自分を良くしようという考えができる、すごいいい子だなって思いますね。

――新加入のFisher選手とはまだ一緒にプレイしている期間は短いと思いますが、印象はどうでしょうか。

△昨年はLCK CLを主戦場に、トップチームでも出場したFisher選手

Paz:プレイスタイルではJett(※)に近いですね。本当にフィジカルがすごくて、初めてプレイを見た衝撃は「うわ、マジでうめぇ!こんなの出来るんだ」って感じで、Jettの時を思い出しました。性格もすごく明るくて、今はチームの中で一番年下(2004年生)なので“末っ子ポジション”になってますね。

※2021年から「Sengoku Gaming(現:QT DIG∞)」でプレイした韓国人MIDレーナー。卓越したミクロを武器に高いキャリー力を発揮した、LJL歴代でも有数のMID。

――では本人を目の前にしてになりますが、Kakkun選手の印象も聞かせてください。

Paz:Kakkunは去年のSplit 1からDFMに加入しましたが、実力的にも人間的にも一番成長した選手だと思います。ただ、どちらの面でもまだまだ成長の余地はいっぱいあると思いますし、それができる選手でもあると思っているので、色んな意味でチームで最も期待している選手です。

――Kakkun選手は大変な試合後でも真っ直ぐインタビューに応じていただけるので、取材する側としてもすごく助かっています。

Paz:そうですよね。

Kakkun:いつもありがとうございます。

――こちらこそ、ありがとうございます。そしてSUPのWoody選手はLCPを見ていた視聴者にとってはお馴染みの存在ですが、改めての印象とコミュニケーションの取り方を教えてください。

Paz:Woodyのプレイ面をLJLを見ていた方に分かりやすく説明するのなら「SUPになったSteal(※)」って感じですね。本当になんでもできて、自由に合わせられるプレイヤーです。中でもユーティリティ系のチャンピオンを使っている時は目を見張るものがあって、本当にバランスが良い、弱点のない選手だと思いますね。

※DFMで8シーズンに渡って活躍し、2024年をもって引退したレジェンド韓国人JG。連携力に長け、常に相手にとって嫌なプレイを選択し続けられる選手でもあった。

コミュニケーションは基本的には日本語と簡単な英語で取るようにはしていますが、MIDのFisherが以前に中国で2シーズンほどプレイ経験があって(LPLの「EDward Gaming」に2022年から2024年途中まで所属)、ある程度は中国語が話せるんです。これがFisherの獲得に至った理由のひとつでもあって、SUPとMIDで瞬間的にコミュニケーションする時には簡単な中国語も交えています。ただ、ベースはやっぱり日本語でのコミュニケーションですね。

――なるほど、そういったシナジーもあるんですね。

Paz:今は少し会話に困ったら翻訳機に頼ることもあるんですが、2人とも日本語の学習にすごく意欲的に取り組んでくれているので、Split 2が始まった段階ではまだ分かりませんが、Splitが終わるまでには完全に日本語だけで進められそうな雰囲気はあると思っています。

――言語面も含めてかなり頼もしいプレイヤーですね。Kakkun選手はそんなWoody選手とは昨年までレーンで対面する関係でしたが、隣でプレイするようになっての印象はいかがですか。

Kakkun:Woodyさんはベテランなのもあって、マッチアップへの理解度がすごく高いですね。それぞれのキャラクターでどういう動きをしたら最も利益が取れるかも理解してる感じもあります。

あとは「ドリブル」ですね。多少リスクを冒してでも利益を取る動きも印象的で、すごくうまい選手だなと思います。

△2025年のWoody選手

――試合が楽しみになりますね。ちなみに、Kakkun選手の中でチームメイトの意外な一面を感じたエピソードはありますか?

Kakkun:そうですね……FisherとWoodyさんはスクリムの時はまだ言語面で慣れていないのであまり喋れなくて、なので最初は結構おとなしいタイプなのかなと思っていたんですよ。ただ、休みの日に遊んでいる時間はめちゃくちゃ楽しく喋っていて、賑やかな面もあるんです。もっと慣れてコミュニケーションできるようになっていけば、どんどん勝てるチームになっていくと思います。

――なるほど。既存のDFMメンバーもかなり賑やかなタイプだと思いますし、チームカラーにもフィットしていますね。

Kakkun:そうですね。全員かなり喋るタイプなのかなと思います。

――Pazコーチは印象的な出来事はありましたか?

Paz:面白いエピソードではないんですけれど、Fisherは末っ子キャラというかポンコツ的な一面があって、チーム合流初日で台湾に来た日に早速財布を空港に忘れて失くしてしまったんですよ。

あとは(アシスタントコーチの)TaNaが料理が上手いので、チームでは夜にTaNaが料理を作ってくれて皆で食べることが多いんですが、TaNaがFisherに「ちょっと野菜の皮を剥いてみてよ」と手伝ってもらったら、ピーラーで野菜じゃなくて自分の指の皮を……。

――怖い話じゃないですか!

Paz:そういうポンコツな面があって、他のことを任せたら何をするか分からない存在なので、TaNaコーチとCitrusからは「ずっと『LoL』だけやってて」と言われています(笑)。

――ミクロが圧倒的というお話とのギャップもすごいですね(笑)。やっぱり今のDFMは結構面白いというか、明るいキャラクターの人が揃っているように見えますね。

Paz:そうですね。特にSplit 2からは一層そうなっていて、私生活もフィードバックやインゲームVCも、雰囲気は結構変わったと思います。

チームで同じアングルを持てる「強い5人」へ

――ではそのSplit 2に向けて、チームとして大事になるポイントはどこにあると考えているのか、それぞれの考えを聞かせてください。

Paz:そうですね。まずは言語の習得が一番大事になってくるとは思っていますが、その上でWoodyやFisherという強い選手が入ってきてくれたからこそ、結局は“5人”が強くないと意味がないんです。2人が持つプレイのアイデアやファイトを見るアングルを5人でしっかり共有できることが大事だと思うので、僕はそのラインをしっかり合わせていくことがすごく重要だと思います。

――Pazコーチは昨年から一貫して「チームとしての統一」が重要と話していただいているので、やはり新メンバーでもそこがポイントになるということですね。Kakkun選手はより勝利に近づくためには何が必要になると思いますか?

Kakkun:さっきの話でもあったように皆は本来よく喋るタイプだと思うんですが、どうしても負けが続くとコミュニケーションが難しくなります。Citrusも負けが込むとメンタルが凹んでしまうことがあるタイプなので、そういう時に自分がしっかり盛り立てて雰囲気を作っていくような役割もやっていきたいなと思っています。

――ありがとうございます。BOT転向直後から「慣れていけば通用する」とコメントされていて、実際にかなり安定感が増している印象です。ペンタキルもありましたが、感想はいかがですか?

Kakkun:あれは集団戦の形が良くて「たまたま取れた」みたいな感じでした。でも、最後の1キルをCitrusが結構本気で取ろうとしていたので、ちょっとの間怒ってました(笑)。

――ペンタスティールを狙えるくらい良いムードということですね(笑)。では締めくくりとして、それぞれSplit 2の具体的な目標と、そして試合に臨む意気込みをお願いします。

Kakkun:めちゃめちゃ現実的に言えば、Split 1ではマッチ勝利が1度も出来なかったので、まずは1勝することを最初の目標に、1勝できたら次はプレイオフ、その次は世界大会と、どんどん目標を上げていけたら良いなと思います。まずは1勝を目指して頑張ります。

Paz:僕も同じような考えです。個人的にはLCPというリーグ自体が「誰相手でも勝てるし、逆に誰相手でも負けられる」ような、相手よりも自分のチームに依存しているリーグだと思っていて、自分たちがやるべきことが出来れば勝てるし、逆に出来なければ負けちゃうのかなと。

Kakkunが言ったようにSplit 1では勝てなくて、負けが続くことで「負け癖」じゃないですけど、局面で焦ってしまうことが多くなると思うので、まずは1勝することが気持ちの面でも大事な目標だと思いますし、1回勝っちゃえばずっと勝ち続けるだけのポテンシャルがあるチームだとも思っています。

――DFMがゲーム勝利を挙げた「Ground Zero Gaming(GZ)」は最終的に4位と上位進出を果たした相手でしたし、Split 2でもLCPのパワーバランスはかなり読めない状況にあると思います。では、最後にファンの皆さんへのメッセージと、Split 2で注目して応援して欲しいポイントをお願いします。

Kakkun:前シーズンは結果が伴わなかったんですが、個人的にはゲームの理解度もすごく深まってきて、他人のことにまで気を回せるぐらいになってきた実感があります。これからチーム全体と完成度も高めて、どんどん勝ちに向かえたらいいなと思っていますので、応援していただけたら嬉しいです!

――ありがとうございます。Pazコーチもお願いします。

Paz:先シーズンはチームとして1勝を挙げられず、応援してくださってるファンの方々にとっては歯がゆいシーズンになったと思います。今Splitからは1回でも多くチームで勝利を挙げて「DFMの試合があるから面白いゲームが見れるかな。今日も勝ってくれるかな」と、ポジティブな期待を持って観戦できるチームになっていきたいと思うので、ぜひ応援よろしくお願いします。


いよいよ4月4日(土)より開幕する「LCP Split 2」。DFMは同日18時からの開幕戦で、Ground Zero Gaming(GZ)と激突します。グローバルな新体制となり、一層強固になったコミュニケーションと個人の成長を武器に、まずは待望の1勝、そしてその先の上位進出へと突き進む“新生DFM”の戦いに注目です!

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