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SHG Evi「ひとつ噛み合えば化ける感覚がある。息を合わせて良いチームになっていきたい」―今季開幕戦となったDCG戦を終えてインタビュー【LCP 2026 Split 1】

2026年初戦を終えたSHG Evi選手にインタビュー。試合の振り返りと新シーズンの印象を聞きました。

ハル飯田

ハル飯田

2026年1月16日、『リーグ・オブ・レジェンド』のアジア太平洋地域リーグ「LCP」の2026年シーズン開幕戦が行われ、「Fukuoka SoftBank HAWKS gaming(SHG)」が、PCS地域の「Deep Cross Gaming(DCG)」と対戦しました。

Game1ではTOPダイブ成功を機にSHGがリードを奪いスノーボールを開始。集団戦も制して一時大きなリードを奪いますが、バロンラッシュの直後に一気にキルを獲得されると、DCGがレイトゲーム寄りの構成の強さを発揮して逆転。最後は集団戦の隙を突いてネクサスを破壊し、DCGが先勝します。

続くGame2ではHongSuo選手の素晴らしいスキルショットもあり、レベル3ガンクに成功したDCGがMID・JGラインで有利を形成。オブジェクトを管理されジワジワとリードを広げられたSHGもキャッチアクションで盛り返しましたが、エルダードレイクを巡るファイトで上回ったDCGがそのまま勝ち切りゲームエンド。今季初戦は0-2での敗戦となりました。

試合後、SHGのTOPを務めるEvi選手にインタビュー。試合の振り返りと新シーズンのメタ、そしてチームの特徴を聞きました。

「今はバロンのリスクも高い。Game1ではチャンスに見えて焦ってしまった」

――Evi選手、今年もよろしくお願いします。

Evi:よろしくお願いします!

――まずは今日のご自身のパフォーマンスから振り返っていただけますか。

Evi:Game1はかなり良かったと思うんですけど、その試合で負けてしまったことで、Game2では力み過ぎて「何かアクションしないと」という感じになってしまったかなと。そこは良くなかったですが、これからもGame1のようなプレイは全然できると思いますし、しょうがないかなという感覚です。

――新シーズンはロールクエストが導入されたこともあり、予想通り対面と1vs1をする時間が長くなる試合でした。Game1ではカ・サンテに対して相手がグウェンをカウンターとして選択しましたが、TOPダイブ成功を機に大きくリードを広げることができました。JGのVan選手との連携も含め、やはり今シーズンはああいったパターンが重要になってくるのでしょうか。

Evi:個人的には今のメタではMIDとBOTがすごく重要だと思っているので、自分から呼ぶことはしなかったんですが、Vanくんが「今ダイブ行けるんじゃない?」とタイミングを見て提案してくれて、上手くスノーボールできました。こういう流れは僕としても非常にやりやすいですね。

1キルの有利を武器にレーンで2度ソロキルし、対面を圧倒した

――そうした連携面も含め、シーズン序盤ではありますがEvi選手の目線で今年のSHGの特徴や強みがあると考えているのかも聞いてみたいです。

Evi:やっぱり既に全員日本語が喋れるので(コミュニケーション面は)大きいですね。あと、これも大きなポイントですが、日本チームへの在籍経験があることで文化的なギャップやハードルがない点ですね。

例えばLCKチームから日本チームに来たばかりの選手はどうしても衝突してしまうことがありがちで、彼らは理想とする基準が高いので「このプレイが出来ないなら、その後の動きについて話しても仕方ない。このポイントだけ重点的にフィードバックしよう」という意見になることもあるんです。ただ、現実的には(そのプレイが出来なかった場合でも)試合は続いていく訳ですから、理想的でない場合の、妥協した動きの話し合いもしなければいけないですよね。

今のメンバーはそういったフィードバックの進め方や方針についても理解があるので、チームで練習していても障壁となる部分が少ないですね。

――昨シーズンの最後は「成長できなかった」ことを反省点として挙げられていましたが、そういった意味では今のメンバーでは成長にも期待できるのではないかと感じます。

Evi:そうですね。

――今日の対戦ではGame1でSHGがリードしている所からバロンファイトで一気に巻き返されてしまい、逆にGame2ではDCGにリードを許しながらもバロンを巡る駆け引きで一度は大きく盛り返しました。アタカンが無くなったことも含め、やはりバロンの重要度とリスクは上がった印象です。

Evi:バロンが早く出る代わりに強い()ので、リスクも高いですよね。Game1はゆっくり進めれば勝てる試合だったと思うんですが、あのシーンはチャンスに見えてしまったと言いますか、早く試合を畳みたくて楽になろうと、我慢できなかった面がありますね。

Game2は序盤から難しい展開になってしまって、そこに関してはチャンピオンのピックもすごく大事だなと思いましたし、ドラフトで狙ったようなプレイができませんでした。

※パッチ26.1で周囲のすべての敵の物理防御と魔法防御を毎秒低下させる効果が再追加されるなど、大きく変更された。

――ドラフトと言えば、今日はMatch1ともバン&ピックの傾向が違っていて、やはりまだまだ各チームごとにチャンピオン評価の差があると言いますか、定まり切っていない状況に見えました。TOPはファイターが強いのではという見方もありますが、Evi選手の印象はいかがですか。

Evi:結構バランス良いなと思います。タンクだとカ・サンテとサイオンが強くて、そこに対して何を当てるかは個人の流派と言いますか、考え方が出る部分で面白いですね。例えばカ・サンテに対して今日はグウェンでカウンターされましたけど、ザーヘンでもナーも良いですし、サイオンもありですし、それぞれが良いと思ったチャンピオンを出せる環境にあると思います。

ファーストセレクションを争う2vs2にも出陣。こちらのメタもまだ模索中

――では今後の試合でもTOPのマッチアップはドラフトの注目ポイントになりそうです。試合に関しては、ゲーム中にコーチが45秒間直接VCに参加できる「コーチボイス」(1ゲームに3回まで)も導入されました。映像を見る限りMaruコーチが参加されていたようでしたが、どのような内容だったんでしょうか。

Evi:Maruコーチも実は日本語が結構話せるんですが、まだ完璧じゃないということで今日は主にJGとSUPに向けて韓国語でアドバイスするような感じでした。ただ、やってみた感想としては良くなかったので、今後は日本語で指示してもらうか、あまり使わない方が良いのかなと思いますね。

――今日は結果は残念でしたが、良いシーンも数多く見られましたし、Evi選手のソロキルシーンは非常に視聴者も盛り上がりました。今週は2日後にすぐ第2戦が待ち受けていますので、そこに向けたコメントと、今シーズン全体の意気込みを教えてください。

Evi:現時点での実力では負けてしまいましたが、僕らはひとつ歯車が噛み合えばめちゃくちゃ強いチームに化けるという手応えがあるので、リーグ戦を通じて息を合わせながら良いチームになって行きたいと思います。今日は勝利をお届けできず申し訳ないですが、これからも応援してもらえると嬉しいです!

入場するEvi選手とDCGのFlauren選手

――ちなみに、PCSプレイオフを含めると3年連続の台湾生活ですが、流石に慣れてきましたか?

Evi:そうですね。最近はローカルなお店で食事することも増えてきて、開拓精神も持って楽しんでいます(笑)。

――Corgiコーチとお食事に行かれたと投稿もされていましたので、コーチの存在も大きいですね。

Evi:そうですね。Corgiさんも外食とかアクティビティにノリの良い人なので、ありがたいですね。

――明後日も応援しています!ありがとうございました。

Evi:ありがとうございました!


台湾・台北で開催されている「LCP 2026 Split1」は全8チームによるBo3対戦のシングルラウンドロビンでレギュラーシーズンが行われ、上位6チームがBo5形式のプレイオフへと進出。プレイオフで優勝したチームはブラジルで開催される「First Stand」への出場権を手にします。

SHGの次戦は中1日で1月18日(日)、17時30分から「Team Secret Whales(TSW)」と対戦予定です。

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