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中国・上海で開催中の『リーグ・オブ・レジェンド(LoL)』の国際大会「Worlds 2025」。11月2日はT1とTop Esports(TES)による準決勝が行なわれ、Bo5で対戦しました。試合はすべてのゲームで終始T1がTESを圧倒するような内容となり、最終的に3-0のストレート勝ちを決めたT1がファイナル進出を果たしました。
本稿では、試合終了後に現地ステージで実施されたDoran選手の勝利インタビューの翻訳をお届けします。

――改めて今日の試合の勝利おめでとうございます。今回お呼びしたのはT1のトップレーナー・Doran選手です。まずはご挨拶をお願いします。
Doran:こんにちは、T1のトップレーナー・Doranです。
――ようこそお越しくださいました。今年のWorldsのテーマは「EARN YOUR LEGACY(レガシーを勝ち取れ)」です。中国語では「争者留其名(争う者その名を留める)」となっており、Doran選手の名前ももうすぐWorldsの決勝のステージ上に現れることになります。Doran選手がこれから登るその場所は、すべての選手が夢見るステージであり、Doran選手もプロゲーマーになって初めて決勝のステージに足を踏み入れます。そしてサモナーのトロフィーが、いまちょうど我々の後ろに置かれています。まさにすぐ目の前にあるわけですが、いまのお気持ちはいかがですか。
Doran:今日入場するときにトロフィーを見たんですけど、とても胸がいっぱいになり、絶対にあのトロフィーを獲りたいという気持ちがすごく湧いてきたので、今日は一生懸命頑張りました。
――Doran選手はこれまでの試合では非常に多くのタンクチャンピオンを使ってきましたが、今日の試合ではチームが必要とする場面で自信を持ってブルーザーをピックしました。Doran選手が異なるタイプのチャンピオンを使うとき、プレイスタイルや戦い方にはどんな違いがありますか。
Doran:僕がタンクをやる理由はタンクメタだと思っているからであって、状況に合わせて必要なチャンピオンをいつでも出せると考えています。心構えは、カミールの場合はタンクと違って状況を作らないといけないというマインドで臨みました。

――そうですね、どちらのタイプのチャンピオンでも非常に良いパフォーマンスでした。私はDoran選手がT1に加入したばかりのころ、個人配信で「いま僕がT1のゲーミングシェアハウスに座っているなんて、すべてが夢のようだ」と話していたのをいまも覚えています。そしてそのチャンスを無駄にすることなく、数多くのプレッシャーに直面しながらも自分の実力を証明し続け、大勢の人々の記憶に"T1 Doran"の名を残しています。Doran選手はT1に加入してから一番自分が変わったと感じるのはどんな点でしょうか。
Doran:僕は1試合ごとにすごくストレスを受けてしまって気持ちに余裕がなかったんですけど、メンバーたちの強いメンタリティを見て色々と学んだんです。それによって、Worlds決勝戦進出という成果を得ることができました。
――それがまさにT1の魅力の本質なのだと信じています。この1年のT1のVCでは、チームメイトやコーチが何度もDoran選手に励ましやねぎらいの言葉をかけているのを聞きました。だからこそDoran選手も、燃え尽きそうなほど全力を尽くしてT1の栄誉を守ってきました。そしていよいよ決勝のステージに立とうとしていますが、ともに歩んできたチームメイトたちに伝えたいことはありますか。
Doran:1年間すごくつらいときも何度もありましたが、これまで共に過ごして耐えきることができました。もう残り1週間なのですべての力を注いで、1週間後に笑っていられたらいいなと思います。
――皆さんの努力を通じて、きっとご自身の目標を達成できると信じています。Doran選手も以前おっしゃっていましたが、スイスステージでは多くのチャレンジに直面しましたよね、まるで行き止まりにぶつかるかのように。ですが、その行き止まりのシーンのたびに観客の皆さんの声援がありました。今日Doran選手はこの会場でその声援を感じましたか。そしてその声援はDoran選手の力になったのでしょうか。
Doran:こうして海外の大きな会場で良い試合ができるのは大きな幸せだと思っています。いつもファンの皆さんの応援のおかげで、疲弊せずにしっかり駆け抜けることができました。ありがとうございます!
――それでは改めてDoran選手に感謝を、そしてもう一度大きな拍手でお送りください。T1の皆さん、おめでとうございます。サモナーの皆さん、また成都でお会いしましょう!
