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やはり強いCFO!ベトナム・ダナンでの決戦を制し、今季脅威の“29勝1敗”でLCP三冠を達成―18歳のHongQがMVPに【LCP Season Finals】

CFOがベトナム・ダナンで行われたGrand Finalを制し、LCP年間王者に。18歳HongQ選手がMVP。

ハル飯田

ハル飯田

9月21日、アジア太平洋地域の『LoL』公式リーグ「LCP Season Finals」のGrand Finalがベトナム・ダナンのTien Son Sport Centerで行われ、台湾地域の「CTBC Flying Oyster(CFO)」が、ベトナム地域の「Team Secret Whales(TSW)」と対戦しました。

王者CFO vs 地元の声援を受けるTSW

今季のLCPで「Season Kickoff」と「Mid Season」の二冠を達成しているCFOは、Season Finalsも好調を維持。予選を全勝でプレイオフ第1シードを獲得すると、TSW、「PSG Talon(PSG)」を破り、ウィナーズサイドでGrand Finalへの進出を果たしました。

対するは全員が20歳前後と若いメンバーが揃ったベトナムの新星TSW。Kickoffこそ下位に終わりましたが、その後は連携力を高めて上位常連となると、Season Finalsでは第3シードに。一度はCFOに敗れてローワーブラケットへと落ちますが、「MGN Vikings Esports(MVKE)」と「GAM Esports(GAM)」の同地域対決に連勝して地元ベトナム開催のFinals Weekendまで勝ちあがると、20日に行われたPSG戦も3-1で勝利し、勢いのまま王座を狙います。

TSW奮戦で試合はキルゲームに

シーズン完全優勝を目指すCFOと、地元の大声援を背に初タイトルを狙うTSWの対戦。Game1では下剋上を狙うTSWが序盤にキルを獲得したJG・Hizto選手のリー・シンを軸にゲームを進め有利を握りますが、CFOは落ち着いたアクションから互角の展開へ。アタカンを巡るファイトでCFOが逆転を決めると、その後は得意のスノーボール展開に持ち込んだCFOの先勝でシリーズはスタートします。

ヘクスゲートからバックラインを狙ったHizto選手を、Kaiwing選手のレルが完全にシャットアウト。全く仕事をさせなかった

続くGame2ではキヤナをピックしたCFOのJG・JunJia選手が3レベルでカウンタージャングルに成功すると、その後も立て続けにアクションを決め“6分で4キル”という絶大なリードを獲得。TSWもパンテオンJGの機動力を生かしたヘラルドスティールやキャッチを決めますが、集団戦になるとCFOがHongQ選手が操るライズのRスキルを生かした動きで翻弄し、計45キルが生まれた壮絶なキルゲームを制します。

これで王手となったGame3では、TSWがファーストピックでサイラスを選択し、JGのHizto選手にキャリーを任せるドラフトに。Hizto選手もこれに応え、ガンクから見事にキルを集めて試合を優位に運びますが、待ったをかけたのがHongQ選手のアカリ。シャットダウン獲得を足掛かりに集団戦でもサイドレーンでも圧巻のパフォーマンスを披露し、チームを牽引します。

ゲームの分かれ目となったHizto選手との“2007年生まれ同士”の1vs1を制したHongQ選手

TSWもバードとサイオンの強引なエンゲージ能力を武器に何度もファイトを起こし、試合はシーソーゲームとなりましたが、バロンを巡る攻防で鮮やかに勝ち切ったCFOが押し切り、これでBo5は3-0。CFOが見事に優勝を決めました。

HongQ選手がMVP―18歳で世界大会コンプリート

これで今シーズンのLCPでは3つのスプリットすべてで優勝を果たしたCFO。FinalsのMVPにはMIDレーナーのHongQ選手が選出されました。18歳のデビューシーズンながら抜群のパフォーマンスでチームに貢献しました。

終わってみれば、CFOはMid Seasonからゲームを落とすことはあってもシリーズでは無敗。最後にLCP内で黒星が記録されたのは2月8日のTSW戦で、今季のLCP内での対戦は「29勝1敗」という驚愕の成績に。

この結果を受け、CFOはLCP第1シードで10月に開催される国際大会Worldsへ出場。CFOは年間全ての国際大会への出場となり、HongQ選手はデビューシーズンで。準優勝となったTSW、そして20日の対戦で敗れたPSGを合わせた3チームがLCP代表としてWorldsの舞台に挑みます。

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