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韓国のeスポーツといえば、『リーグ・オブ・レジェンド』と思う方も多いのではないでしょうか。実際に韓国でも『LoL』の知名度は、他のどのゲームよりも高く、韓国の『LoL』のプロリーグである「LCK」にはFaker選手を始めとしたスター選手が多数所属しています。
そんなスター選手たちが試合に挑む姿を間近で直接見る、LCKのアリーナが、韓国・ソウルにある「LoL Park」です。
今回はそんなLoL Parkでの試合観戦方法を筆者の経験をベースにご紹介します。
基本的にLCKの試合が行われるのは、水曜日から日曜日までの5日間で、月曜日と火曜日はお休みとなっています。リーグの開催期間中はほぼ毎週、試合が開催されているので、自分の見たい試合やスケジュールと相談して決めましょう。
試合のスケジュールはLCK公式X(https://x.com/LCK)や、LoL Esports公式サイト(https://lolesports.com/ja-JP/leagues/)をご確認ください。
観戦したい試合が決まったら、次はチケットを購入します。チケットの購入は「interpark Global」にて行います。interparkというほぼ同名のサイトがありますが、韓国に在住している人向けのものなので、必ずglobalのページを使用してください。
次に「interpark Global」の表示言語を英語に変更します。「interpark Global」では、日本語表示にも対応していますが、LCKの試合チケットは英語でないと表示されないため、表示言語を変更する必要があります。
検索欄に「LCK」と入力し検索すると、LCKの試合一覧が表示されます。ここには、チケット発売前のものも全て表示されているので、注意してください。 LoL Parkで開催される各試合のチケット発売時間は全て「該当試合の48時間前」となっています。また、チケットの発売方法は全て「先着順」で、T1やGen.G、HLEなどの人気チームの試合になると、チケット発売から数分で完売になる場合が多いので、チケットの確保は気合を入れて頑張りましょう。
仮にチケット争奪戦に敗れてしまった場合は、チケット発売日の翌日、午前9時から10時頃にキャンセルされた分のチケットが発売されることもあります。ただ、時間や枚数は完全にランダムですので、チケットが取れなかった時の最終手段くらいに思っておくほうがいいかもしれません。
チケットの価格は水曜日から金曜日までは20,000ウォン、土曜日と日曜日は25,000ウォンとなっています(障害者の方と小学生は半額)。
自分の観戦したい試合を選択すると、各試合の購入ボタンが表示されるので、「Buy now」のボタンを押します。するとカレンダーが表示されるので、オレンジ色にハイライトされている日程を選択します。選択すると日程がオレンジ色から赤色に変化し、「Next」のボタンが点滅するので、「Next」を押して進みます。なお、この画面では残っている座席数も表示されるので、参考にしてください。
次のページに進むとシートマップが表示されます。色がついている座席が選択可能な座席なので、シートマップから空いてる席を選択します。
座席は1人で2席まで購入可能で同伴者は1名までとなっています。なお、家族以外の友人などのチケットを代理で購入することは禁止されていて、購入したチケットの転売・譲渡なども禁止されています。
最後に氏名、生年月日、そしてチケットの購入通知を受け取るメールアドレスなどの個人情報を入力します。チケットをLoL Parkで発券する際に本人確認があるので、入力する情報は間違えないようにしましょう。
全ての情報が入力でき、支払いが完了すれば、自身の入力したメールアドレスに購入完了のメールが届きます。
航空券とホテルの予約が完了し、LoL Parkでの観戦チケットの手配ができたら、韓国・ソウルにある「LoL Park」へ。
ソウル周辺の空港は「仁川国際空港」「金浦国際空港」の2つがあります。仁川国際空港よりも金浦国際空港の方が、ソウル市内に近いですが、LCCなどの飛行機のほとんどは仁川国際空港に就航しています。今回はそれぞれの空港から、LoL Parkまでのアクセス方法を解説します。
韓国はバスが便利ですが、今回は初めての方でも迷いにくい地下鉄での行き方をご紹介します。
仁川・金浦どちらの空港からも、まずは空港鉄道「A-REX」に乗って「ソウル駅」まで移動しましょう。
仁川国際空港からは、2つの選択肢があります。
直通列車:ソウル駅までノンストップで約45~50分。ただし、専用のチケットと追加料金が必要です。急いでいる方や快適に移動したい方におすすめです。
一般電車:ソウル駅まで約1時間。時間をかけても料金を抑えたい場合はこちらを選びましょう。
金浦国際空港からは一般電車のみで、ソウル駅まで約25分で着きます。
ソウル駅に到着したら、地下鉄1号線に乗り換えて2駅移動すると、「LoL Park」の最寄り駅である「鐘閣駅」に到着です。鐘閣駅の1番出口のすぐ目の前にある商業ビル「GRAN SEOUL」の3階に「LoL Park」があります。
仁川国際空港からは約1時間30分、金浦国際空港からは約50分が目安です。
ちなみに仁川国際空港は入国審査がとても混み合う(特に週末)ことが多く、入国審査だけで1時間から2時間ほど待つ場合もありますので、渡韓の当日に「LoL Park」で試合観戦を行う場合は時間に余裕を持っておきましょう。
「LoL Park」に到着したら、エレベーターを降りてすぐのブースでチケットの発券を行います。前述した「Inter Park Global」にて購入したチケットの予約確認書と、本人確認のためのパスポートを提示すると、紙のチケットを発券してくれます。紙のチケットはLCKの試合が行われるスタジアムである「LCK Arena」に入場するために必要なほか、現地へ観戦に行った「証」であり、「思い出」になるため、なくさないように大切に保管してください。
LoL Parkにある「LCK Arena」の中で試合を観戦する場合はチケットが必要になりますが、LoL Parkのロビーにあるモニターで試合を観戦する場合や、LoL Park内を散策する場合は全て無料で楽しむことができます。
スタジアムの外には韓国でしか買えないグッズが数多く揃う「RIOTストア」や、時間潰しに最適なPCバン(PCで遊べるエリア)、ゆったり過ごせるカフェなどが併設されていて、試合時間よりも早く到着してしまった場合など、時間が余っても楽しめるエリアが多くあります。
チケットを受け取ったら、ロビー奥の2つの入り口からLCK Arenaへ向かいましょう。どちらの入り口からでも大丈夫です。試合の途中で一度外に出ても、再入場できるのでご安心ください。
LCK ARENAのスタジアムはすり鉢状の構造で、中央の試合エリアを囲むように観客席が配置されています。
入場したら、座席へ向かいましょう。すべての座席にはUSBポートとドリンクホルダーが付いています。試合を観戦しながらスマートフォンの充電ができたり、LoL Park内のカフェで購入した飲食物を楽しんだりできるので、とても便利です。
試合の様子は、中央にある2つの巨大なモニターに映し出されます。また、選手たちの後ろにあるモニターには、各選手の表情を映すカメラ映像が流れるので、細かな様子も見逃しません。
試合観戦が終わり、時間に余裕があれば、選手の応援広告を探してみるのも一つの楽しみ方です。LoL Parkの最寄り駅である「鐘閣駅」では、LCK選手の応援広告が数多く掲示されています。掲載内容は時期によって変わりますが、選手の誕生日や記念日には特に多くの広告が見られるため、その時期に合わせて訪れるのもおすすめです。
詳しくは以前に記事を書いているので、そちらを参考にしてみてください!
試合後、LoL Parkのロビーにあるファンミーティングエリアでファンミーティングが開催されることがあります。参加条件はチームによって異なりますが、いずれのチームも、ファンクラブのメンバーシップに入会していることが条件となります。選手と直接交流できる貴重な機会ですので、メンバーシップ会員の方はぜひ参加してみてください。
LoLファンなら一度は訪れてみたい、憧れのLoLの聖地・LoL Park。海外という高いハードルはありますが、このガイドを参考に現地観戦にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。