
- League of Legends
- インタビュー
2026年10月7日(日本時間)、『リーグ・オブ・レジェンド』のパッチ「26.20」が配信されました。今パッチではチャンピオン調整16体、アイテム調整3種と多項目に渡る変更が行われています。

今パッチは年間最大の国際大会「Worlds」で使用されるパッチであり、16体のチャンピオンに性能調整を実施。3つのアイテムも変更が加えられています。
強化対象となっているのはモルデカイザーやヴェイン、スモルダーら11体のチャンピオン。特にリリアはRスキルによるCCの効果時間がスキルレベルで延長されるバフを受けています。ほか、スモルダーはクリティカルビルドでのバフ、スウェインはMRが上がりARが低下したことでMIDレーン向けのバフと、狙いのはっきりした調整になっています。
対して弱体化はアンベッサ、カ・サンテとTOPで人気の2体に、ユナラ、アッシュ、カシオペアと人気の顔ぶれに。これらの調整がWorldsのメタにどのような影響を与えるのかも注目のポイントとなりそうです。
アイテムでは「実験的ヘクスプレート」「ルナーンハリケーン」「ヘクステック ロケットベルト」の3種類に調整。それぞれ汎用性を少し下げ、より意図した場面・チャンピオンでのビルドを促すよう変更されています。
アイテムに関連しては、スタックが発生するアイテムについてスコアボード上での表示を変更。「女神の涙」など重要な情報を除き、多くのアイテムでスタック数を表示しなくなりました。
また、今パッチより「セキュリティ上の脆弱性に対処するため」として、リプレイが閲覧できるのは自分がプレイした試合のみへと変更されています。
◆パッチハイライト
プライベートリプレイ
このパッチより、自分がプレイした試合のリプレイにしかアクセスできないようになりました。他のプレイヤーがあなたのリプレイをダウンロードできなくなったほか、サードパーティーのアプリやサイトもリプレイのダウンロードに一切アクセスできなくなりました。
今回の変更は、サードパーティーによるゲームメモリへのアクセス制限とあわせて実施されるもので、セキュリティー上の脆弱性に対処するための措置となります。この脆弱性は、最近チート開発者やその他の悪意ある第三者によって、LoLのゲームデータを利用した不正なツールを作成するために悪用されていました。詳細はプレイヤーサポート記事「Game Memory Removed for Third Party Apps」をご覧ください。
この変更は、リーグクライアントから直接リプレイをダウンロード・視聴して自分の試合をVODレビューすることには影響しませんのでご安心ください!
チャンピオン
アンベッサ
アンベッサはあらゆるランク帯において、熟練度の高いプレイヤーが使用すると試合終盤の火力の安定性が高くなりすぎており、特にプロシーンにおいてそれが顕著でした。
固有スキル - ドレイクハウンドの猛攻
ダメージ:5~30(+増加攻撃力の25%) ⇒ 5~25(+増加攻撃力の20%)アッシュ
現在、アッシュはプロシーンにおいて最高峰のマークスマンのひとりですが、ゲーム内で最もユーティリティー性能が高いマークスマンという立場を考えると、純粋なダメージ量が高すぎるようです。
基本ステータス
レベルアップごとの攻撃力増加量:3.5 ⇒ 3カシオペア
2つ前のパッチで行ったカシオペアへの調整は、方向性としてはかなり良好のようです。その影響は、ほとんどのプレイヤーにとって、プロプレイヤーと比べて相対的に小さくなっていました。しかし、試合序盤のレーン戦は依然として圧倒的であることから、優位を得るにはもう少し努力が必要となるように、序盤のリソースに再度弱体化を行いました。
基本ステータス
基本体力:630 ⇒ 610
基本マナ:480 ⇒ 450ダイアナ
ダイアナはアサシンビルドでは活躍できているものの、ブルーザービルドではかなり後れを取ってしまう傾向にあります。そこで、このプレイスタイルのパワーを少し高めました。
W - 朧月の羽衣
シールドの増加体力反映率:11% ⇒ 14%ケネン
彼にとって少し残念な「ロケットベルト」への変更による影響を相殺すべく、(Riftboundにおける)彼のシグネチャースペルでもう少し有利な状況を作り出せるように調整しました。
E - 疾風迅雷
増加攻撃速度:40 / 50 / 60 / 70 / 80% ⇒ 50 / 60 / 70 / 80 / 90%キンドレッド
現在のキンドレッドは少し弱い状態にあるため、試合序盤のインベードにおいて圧倒的になりすぎない範囲で強化を行いました。うまくいけば、彼らがメタにユニークな要素をもたらしてくれるはずです。
W - 狼の激昂
モンスターに対するダメージ補正:150% ⇒ 165%
E - 忍び寄る恐怖
スロウ効果時間:1秒 ⇒ 1.5秒
小型モンスターの対象指定:有効 ⇒ 削除カ・サンテ
連携の取れたプレイにおいて、このワーデンがブラインドピックでも信頼して使える存在になってしまうことを防ぐため、試合序盤のマナおよびWの安定したダメージ軽減効果を弱体化しました。これらはエリート帯でより影響が大きくなるはずです。
W - 切り開く猛進
マナコスト:40 / 45 / 50 / 55 / 60 ⇒ 45 / 50 / 55 / 60 / 65
Wのダメージ軽減率(基本/オールアウト形態):30 / 75% ⇒ 25 / 70%リリア
前回のパッチで、このシカにさらなるパワーを注入しようと試みましたが、期待していたほどの変化は見られませんでした。彼女には幅広いスキル帯でもっと活躍できる余地がまだあると考えており、真の輝きを見せられるように追加の強化を行いました。
R - 夢見の子守唄
効果時間:2.5秒 ⇒ 2.5 / 2.75 / 3秒ルシアン
前回のパッチで行ったミッドとボットのパフォーマンスを整えるための調整が、結果的にボットの弱体化となってしまったため、フォローアップとして失われた分のパワーを補う強化を行いました。
基本ステータス
攻撃力:60 + 2.5/レベル ⇒ 60 + 2.9/レベルモルデカイザー
モルデカイザーはアルティメットスキルのクールダウンが長く、相手のペースについていくのが難しくなっていました。また、彼の主力スキルであるQは試合のペースが上がるにつれて影響力が低下してしまうため、試合終盤のダメージを増加させることにしました。
Q - 滅魂の一撃
レベル10~20のスケーリング:(+5/レベル) ⇒ (+7/レベル)
R - 死の国
クールダウン:140 / 120 / 100秒 ⇒ 120 / 110 / 100秒ニーコ
このパッチでの「ロケットベルト」への変更は、ニーコにとっては若干の弱体化となる見込みであるため、その補填としてささやかな強化を行いました。
E - からまれ!
基本ダメージ:70 / 105 / 140 / 175 / 210(+魔力の65%) ⇒ 80 / 115 / 150 / 185 / 220(+魔力の65%)
強化スネア効果時間:1.8 / 2.1 / 2.4 / 2.7 / 3秒 ⇒ 2 / 2.25 / 2.5 / 2.75 / 3秒スモルダー
スモルダーはここ数回のパッチでかなりパワーを失っており、「ブラック クリーバー」の遠隔チャンピオン向けの弱体化とボットレーンメタの変化は、彼にとって大幅に不利に働きました。そこで、ブルーザービルドとフルクリティカルビルドのパワーを近づけるために、クリティカルビルドの魅力をさらに高めました。
固有スキル - 駆けだしドラゴン
「スーパーこげこげブレス」の追加魔法ダメージ:「駆けだしドラゴン」のスタックの25~55%(インフィニティ エッジ所持で+0~9%)、クリティカル率に応じて増加 ⇒ 「駆けだしドラゴン」のスタックの25~60%(インフィニティ エッジ所持で+0~10.5%)、クリティカル率に応じて増加「パタパタパタ」の追加魔法ダメージ:「駆けだしドラゴン」のスタックの8~12.8%(インフィニティ エッジ所持で+0~1.44%)、クリティカル率に応じて増加 ⇒ 「駆けだしドラゴン」のスタックの8~14%(インフィニティ エッジ所持で+0~1.8%)、クリティカル率に応じて増加
R - ママーッ!!
自身への体力回復効果:100 / 135 / 170(+増加攻撃力の50%)(+魔力の75%) ⇒ 100 / 175 / 250(+増加攻撃力の75%)(+魔力の75%)スウェイン
今回のパッチでは、ミッドのスウェインに適度な強化を施しつつ、ミッドとボットレーンでのパフォーマンスを近づけるための調整も行いました。
基本ステータス
基本魔法防御:31 ⇒ 34
基本物理防御:25 ⇒ 23W - 帝国の眼
ダメージ:70 / 105 / 140 / 175 / 210(+魔力の60%) ⇒ 70 / 115 / 160 / 205 / 250(+魔力の60%)
クールダウン:22 / 21 / 20 / 19 / 18秒 ⇒ 20 / 19 / 18 / 17 / 16秒タム・ケンチ
体力自動回復が最も低いタンクサポートのひとりであり、スキルの多くが体力反映率を持っているタム・ケンチは、最近のサポートアイテムへの調整で大きな不利益を被っていました。そこで、その補填を行いました。
Q - 味見
基本体力回復量:10 / 13.75 / 17.5 / 21.25 / 25 ⇒ 10 / 20 / 30 / 40 / 50ヴェイン
ヴェインはかなり弱い状態に落ち着いてしまっており、トップとボットの差もまだ完全に満足できる状態ではありませんが、改善はされつつあります。そこで、ハラスに耐える必要があるボットレーンを手助けするために、基本ステータスを調整し、あまりにも使い勝手を悪くしていたQのマナコストへの調整を元に戻しました。
基本ステータス
5秒ごとの体力自動回復量:4 + 0.5/レベル ⇒ 5.5 + 0.4/レベル
Q - タンブル
マナコスト:46 / 42 / 38 / 34 / 30 ⇒ 30ユナラ
ユナラは“暗黙の了解で、お互いに何もせずにファームに徹するハイパースケーリングチャンピオン”の筆頭となっており、特にWorldsを迎えるにあたって、これがメタの主流になるのは避けたいと考えています。
Q - 精神修養
自動効果の通常攻撃時効果のダメージ:5 / 10 / 15 / 20 / 25(+魔力の20%) ⇒ 3 / 8 / 13 / 18 / 23(+魔力の20%)
発動効果の通常攻撃時効果のダメージ:5 / 10 / 15 / 20 / 25(+魔力の20%) ⇒ 3 / 8 / 13 / 18 / 23(+魔力の20%)W - 裁きの弧
スロウ効果のスタック:他のスロウ効果とスタックする ⇒ 他のスロウ効果とスタックしないアイテム
実験的ヘクスプレート
このアイテムが遠隔チャンピオンにどのような影響を与えているかについて、かなり不満を感じていました。特にトップレーンで真っ先に購入された場合、バーストダメージに対する耐久力も、オールインの際の脅威も高くなりすぎていました。
遠隔チャンピオンの補正:効果量70%(攻撃速度が35%、移動速度が14%) ⇒ 効果量50%(攻撃速度が25%、移動速度が10%)
ヘクステック ロケットベルト
「ロケットベルト」はリスクを取ってエンゲージするためのツールというより、逃げるために使われることが多くなりすぎているので、その汎用性を抑え、特にオールインでこのアイテムに依存する魔力型ブルーザーが、アグレッシブな行動を取る際のメリットを高めました。
スキルヘイスト:20 ⇒ 10
発動効果ダメージ:100(+魔力の10%) ⇒ 135(+魔力の15%)ルナーン ハリケーン
このアイテムは若干強化されすぎていたので、少し元に戻しました。
矢ごとのダメージの攻撃力反映率:65% ⇒ 60%
スコアボードの調整
最近、システム全体でバフバーの明瞭性を高めるために、バフの多くの数値がアイテムに表示されるようにしました。しかし、これらの数値がスコアボードを圧迫し始めていました(「デス ダンス」が原因です)。スコアボードには、常に変化して煩雑な戦闘状況ではなく、戦略的に意味のある情報が表示されるべきです。この原則に基づいて、スコアボード上のほとんどのアイテムの数値を非表示にしました。ただし、「女神の涙」系アイテムや「メジャイ ソウルスティーラー」などの戦略的に重要なアイテムの数値は、今後もスコアボードのアイコンに表示され続けます。
以下のアイテムのアイコンカウンターがスコアボード上で非表示になりました。
デス ダンス
悲愴な仮面
ライアンドリーの仮面
リフトメーカー
クラーケン スレイヤー
テルミヌス
グインソー レイジブレード
フィーンドハンターの矢
ヘリアの残響
デッド マン プレート
ショウジンの矛
覇王のブラッドメイル
ハルブレイカー
変幻自在のジャック=ショー
自然の力
「HEARTSTEEL」シリーズの新スキンも登場するパッチとなった「26.20」。
クラシックモードやメイヘムなど、サモナーズリフト以外のモードに関する調整やバグ修正など、詳細な変更についてはパッチノート全文をご覧ください。
