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Riot Gamesは、9月23日に実装された『VALORANT』パッチ13.06に関して、海外掲示板Redditにて公式AMA(質疑応答)を実施。
ネオンをはじめとするエージェントの調整方針や、新武器「ウォーデン」、新たに導入された「パフォーマンススコア」「エージェントマスタリー」について、開発陣が明かした最新情報をまとめてお届けします。

今回のパッチでバランス調整が見送られたことに対し、開発チームは「現在のメタへの満足が、長期的な満足を意味するわけではない」と説明しました。
特にネオンについては、全ランク帯における勝率の高さと対戦相手のストレス(フラストレーション)の両面で想定水準を超えていると指摘。現在は単純な数値調整にとどまらず、プレイパターンの変更まで視野に入れたテストを重ねている段階であり、現時点で調整については曖昧な説明にならざるを得ない点に理解を求めました。
また、今年はメタの入れ替わりが激しく開発陣にとっても学びの多い1年だったとし、「過去のヨルの初期ナーフ」のように弱体化しすぎてしまったエージェントについては、その反省を踏まえて再調整を進めていることを明かしました。
一方で、別のユーザーからの「デッドロックについて、センチネルとしての役割を果たせておらず、チームにもう一人のセンチネルがいる状況で活躍できるエージェントのように感じる」という質問に対しては、「5人1チームに対して4つのロールが存在する以上、同ロール同士を組み合わせて真価を発揮する設計は多様性や戦略的深みの面で健全である」と回答。防衛では高い勝率を誇るとし、内部データ上でもデッドロックの立ち位置は適正範囲に収まっているとの認識を示しました。
また、今後のエージェント数(上限)に関して、「近いうちに上限を設ける予定はない」と断言。「タクティカルシューターの根幹である撃ち合いや戦略性を損なわない限り、新しい刺激として追加を続けていく方針で、同時に既存エージェント全体のリワークや大規模調整も計画している」と語りました。

ガンプレイ全体については「健全な状態」と判断されており、新武器「ウォーデン」に関しては実装初週のデータをもとに社内で議論が進められています。
開発陣は新武器の成功基準として「その武器を“いつ使うべきか”という明確なアイデンティティがあるかどうか」を提示。K/Dやダメージ、マネーへの影響に加え、射撃音やリコイルなどの使用感も含めて現行武器と比較を行っており、特にアイデンティティの面に関しては、競技シーンでの運用を注視していると説明しました。

プレイヤーの試合貢献度を示す指標として、従来のACS(Average Combat Score)に代わり、今パッチから「パフォーマンススコア」が導入されました。AMAでは、その算出方法やランク関連データへの影響に注目が集まりました。
パフォーマンススコアの主な計算要素は以下の通りです。
ベル曲線: 全プレイヤーのデータと比較した相対的なスコア評価。
調整キル/デス: 単純なキル/デス数ではなく「影響力」を評価。ファーストブラッドなどはラウンド後半のキルよりも高く評価。
ユーティリティ(アビリティ): キャラクターごとに正規化して評価。チェンバーとクローヴを同じ基準で測らないよう調整し、実際の体感に近づけるためチューニングを継続。
味方をカバーする「トレード」のスコアについては、カバーした側・された側の双方にカウントされる仕組みを採用。チームで足並みを揃えた撃ち合いや協力プレイを推奨する設計となっています。なお、ラーク主体のプレイヤーが不利益を被る懸念に対しても「キルが最も大きな評価要因であることに変わりはないため心配ない」と補足しました。
また、内部MMRやランクレーティング(RR)との関係について、開発陣は「パフォーマンススコアおよび従来のACSは、内部MMRやRRの増減に直接影響しない」と明言しました。MMRはチーム連携や射撃パフォーマンス全体から総合的に算出されるため、誤解を防ぐ目的でゲーム内表記の改善やサポート記事の準備を進めています。
なお、パフォーマンススコアがトップであっても対戦MVPに選出されない現象については「バグ」と認め、現在修正対応中とのことです。
「エージェントマスタリー」については、開発陣は現在の仕様をあくまで“バージョン1.0”と位置づけており、報酬面を含めたさらなる拡張アイデアが多数存在すると語りました。報酬獲得に必要なキングダムクレジットの保持上限についても引き上げを議論中ですが、ゲーム内経済の消費傾向を慎重に分析した上で対応を判断するとしています。
また、「他プレイヤーへ実績を披露する」という本来の目的を果たすため、現在はキャリア画面でしか見られないマスタリー表示を、エージェント選択画面や試合前後などクライアント全体でより目立たせる表示方法を検討中であることも明かされました。
マスタリーを効率よく進めるコツについて開発陣は、試合のプレイでポイントが入るほか、勝利や高パフォーマンススコアでボーナスが付与される仕様に触れ、「ベストを尽くして勝ちにいくプレイを重ねることが一番の近道である」とまとめています。
今回のAMAでは、新システムの導入理由や評価基準が明かされただけでなく、今後の長期的な調整方針や開発陣の意図が垣間見える内容となりました。Champions終了後には新エージェントの実装も予定されており、今後のパッチで順次実施されるアップデートにも注目が集まります。