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【LoL パッチノート25.22公開】レイルブレードやフェイスラッシュなどルーンが調整―「パンダのお友達ラックス」や“リワーク前”イメージのビクタースキンも登場【リーグ・オブ・レジェンド】

『リーグ・オブ・レジェンド』のパッチノート「25.22」が配信。チャンピオンとルーンの調整に加え、新スキンも登場。

ハル飯田

ハル飯田

2025年11月5日(日本時間)、『リーグ・オブ・レジェンド』のパッチ「25.22」が配信されました。今パッチではチャンピオン性能調整は8体。キーストーン3種を含めてルーンにも調整が入っています。


◆トピックス

ヨネが連続バフ。スカーナーはジャガーノートビルドも選択肢に

「25.22」では8体のチャンピオンに調整を実施。前回スタートアイテムや回復ルーンの調整が入った影響を受けての調整が含まれており、ルブランやアクシャンといった積極的にキルを狙える面々が弱体化。対してヨネは前パッチでの強化も「想定していたほどの強さには達しなかった」としてQスキルのダメージアップが行われます。

また、スカーナーはダメージアップの調整によってJGだけでなくTOPでのジャガーノートビルドも視野に。同じくボリベアもJGとしての性能を保ったままTOPで強みを発揮する調整が加えられており、メタに変化が加わりそうです。


ルーンでは「フェイズラッシュ」「ヘイルブレード」「ガーディアン」と3種のキーストーンが調整。また、サブストーンも非常に使用率の高い「ビスケットデリバリー」の軽微な弱体化など多項目の調整が入っています。

「リワーク前」イメージのビクタースキン登場。マスタリー5以上なら無料

今パッチで登場するスキンのうち、「パンダのお友達ラックス」は中国で開催中のWorldsを祝し、中国のさまざまな文化を表現した特別なクロマがデザインされています。

本スキンは実装から2025年12月13日までの収益の100%とその2倍の額の合計が、ImpactAssetsが支援する寄付者助言基金口座である「Riot Games Social Impact Fund(社会的インパクト基金)」に寄付されます。

また、『Arcane』の姿へとビジュアルアップデートが行われたビクターの旧スプラッシュアートをイメージした新たなスキン「機械文明の先触れビクター」が登場。こちらは通常通りショップで購入可能なほか、2025年8月4日時点でビクターのマスタリーが5以上ある“使い手”の方には無料でプレゼントされます。

◆パッチハイライト

パンダのお友達ラックス

中国で開催されるWorldsを祝うのに、ラックスとそのお友達のパンダたちほどふさわしい存在がいるでしょうか? パンダのお友達ラックスには複数のクロマが登場し、それぞれが中国文化のさまざまな魅力を表現しています。青城山から四川火鍋まで、多彩なテクスチャが込められた特別なデザインです!

2025年11月5日から12月13日にかけて購入された「パンダのお友達ラックス」の収益の100%とその2倍の額の合計が、ImpactAssetsが支援する寄付者助言基金口座であるRiot Games Social Impact Fund(社会的インパクト基金)に寄付されます。

機械文明の先触れビクター

ビクターメインの皆さん、お待たせしました!機械文明の先触れビクターが、皆さんからのご要望をもとにした調整を経て、ついに今パッチで登場します。そして2025年8月4日時点でマスタリーが5以上のビクターファンの方には、このスキンが無料でプレゼントされます。ビクターメインではない方も、輝ける進化に加わるのはまだ遅くありません。機械文明の先触れビクターは明日からショップで入手可能です。

チャンピオン

アクシャン

アクシャンは序盤のサステインに関する変更により、明らかに恩恵を受けたチャンピオンの一人となりました。そこで、今回は序盤の強みと弱みの両方を抑える方向でバランス調整を行います。

基本ステータス
基本体力:630 ⇒ 610
Q - 報復のブーメラン
クールダウン:8 / 7.25 / 6.5 / 5.75 / 5秒 ⇒ 9 / 8 / 7 / 6 / 5秒

オレリオン・ソル

オレリオン・ソルは、依然として終盤では脅威となり得ます(そうなるように意図した設計です)が、序盤が現状ほど苦しすぎる必要はないと考えています。そこで今回は、序盤でのダメージ交換性能を改善し、スキルショットの回避能力や戦闘での機動力を全体的に強化します。なお、オレリオン・ソルのWは移動速度に基づいているため、この移動速度のバフは飛行にも影響します。

基本ステータス
移動速度:335 ⇒ 340
Q - 星炎の息吹
初期毎秒マナコスト:35 / 40 / 45 / 50 / 55 ⇒ 30 / 35 / 35 / 45 / 50

ブリッツクランク

ブリッツクランクはここしばらく振るわない状況が続いているため、今回は継続的な妨害能力とダメージを強化し、このスチームゴーレムに再び勢いを取り戻してもらうことにしました。

E - パワーフィスト
クールダウン:9 / 8 / 7 / 6 / 5秒 ⇒ 7 / 6.5 / 6 / 5.5 / 5秒

ルブラン

前回の変更によって、ルブランは高レベル帯でより活躍できるようになりましたが、その結果として一般的なプレイヤー層にとっては少々手強い存在になってしまいました。今回は、基本ステータスの一部をナーフすることで、高レベル帯での実用性には大きな影響を与えないようにしつつ、ほとんどのプレイヤーにとっては弱体化となるような調整を施しました。

基本ステータス
レベルアップごとの体力:111 ⇒ 108
レベルアップごとの物理防御:4.7 ⇒ 4.2

スカーナー

スカーナーは全体的にはやや弱めながらも、操作難度が高いせいで勝率が低く感じてしまうという、数少ないチャンピオンの一人です。それでも、まだ強化の余地があるチャンピオンであることは確かなので、今回はその方向で手を入れることにしました。プロシーンでの最近の動向も踏まえ、今回の強化には回線遅延が少ない環境のプロプレイヤーにとってより影響が大きなナーフも組み合わせて実施しています。目指すのは、今後数ヶ月にわたって安定して活躍できる、より強いスカーナーです。

「R - インペイル」の詠唱時間を延長し、熟練した相手に対してカウンタープレイの機会を増やします。また、“スカーナーは時折ジャガーノートとして立ち回ることもある”という設計に沿って、「ステラックの篭手」などの攻撃力ジャガーノート向けアイテムをより活かせるよう、基本攻撃力および攻撃力スケーリングを強化しました。最後に、使いやすさを向上させるため、Qの効果時間に関する扱いづらい最適化要素を無くし、多くのプレイヤーにとっては使用感が大きく変わらないような調整を行っています。

基本ステータス
レベルアップごとの攻撃力:3 ⇒ 4
Q - 砕けし大地 / 大地の怒り
増加攻撃力反映率:80% ⇒ 90%
クールダウンタイマー:最初の詠唱時に開始 ⇒ 最後のQによる攻撃行動後に開始
クールダウン:13 / 11.5 / 10 / 8.5 / 7秒 ⇒ 8 / 7 / 6 / 5 / 4秒
E - イシュタルの衝動
ダメージ:増加攻撃力反映率120%を追加
R - インペイル
詠唱時間:0.65秒 ⇒ 0.75秒

タロン

タロンは強化されたばかりの「アクシオム アーク」との相性もあって、現在ジャングルで縦横無尽に(宙返りしながら)暴れ回っています。一方で、ミッドでは比較的バランスが取れているため、今回はミッドの強さを損なわない、ジャングル限定のナーフを行うことにしました。

固有スキル - ノクサスの刃
モンスターに対するダメージ:110% ⇒ 100%

ボリベア

ボリベアについては、最近の調整による変更が落ち着き、攻撃力ビルドと魔力ビルドのパワーがほぼ同程度になりました。ジャングルでは適切な強さを発揮していると判断していますが、トップレーンのボリベアは依然としてやや弱めです。そこで今回は、ジャングルでの攻撃力は同程度に維持しつつ、トップレーンで大幅なバフとなるような調整を行います。

基本ステータス
基本物理防御:31 ⇒ 35
基本攻撃力:60 ⇒ 62
Q - 稲妻の猛攻
最小移動速度:12 / 16 / 20 / 24 / 28% ⇒ 12 / 15.5 / 19 / 22.5 / 26%
最大移動速度:24 / 32 / 40 / 48 / 56% ⇒ 24 / 31 / 38 / 45 / 52%
E - 天破の一撃
チャンピオン以外に対するダメージ上限:650 ⇒ 190 / 305 / 420 / 535 / 650(+ 70%魔力)

ヨネ

ヨネは前回のパッチでバフを受けましたが、「ドラン シールド」や「息継ぎ」をビルドする傾向があるため、想定していたほどの強さには達しませんでした。前回のパッチでサステインを抑えた結果には満足しているので、今回は序盤から反撃のチャンスを増やす形で、主導権を取り戻せるような調整を行います。

Q - 斬命刀
基本ダメージ:20 / 45 / 70 / 95 / 120 ⇒ 25 / 50 / 75 / 100 / 125

ルーン

ビスケットデリバリー

今パッチではシステム全体の選択肢を広げるために複数のルーンを見直しており、中でも特に強力なルーンの一部をナーフします。ビスケットもその対象です。“序盤のサステインをさらに抑える”という前回からの方針を維持しつつ、ビスケット1つあたりの回復量を軽く調整しています。

最小体力自動回復:20(+最大体力の2%) ⇒ 20(+最大体力の1.5%)

キャッシュバック

ほとんどのチャンピオンがアイテムを購入し、より多くのアイテムを欲しているにもかかわらず、キャッシュバックの需要は低迷中です。今回は、このルーンをより競争力のある選択肢にするため、効果を強化します。

レジェンダリーアイテム購入時のゴールド還元率:6% ⇒ 8%

ガーディアン

ガーディアンは、以前の調整でエンチャンター向けに魅力を高めましたが、今回はタンクを含む全クラスでより有用に感じられるように再調整を行います。序盤に体力が急増することによって、レーンで低体力なチャンピオンにオールインできなくなることは避けたいので、主にレベルと魔力反映率を引き上げる形で後半に寄せた強化を行います。

シールド:45~150(+魔力の15%)(+増加体力の5%) ⇒ 45~180(+魔力の25%)(+増加体力の5%)

ヘイルブレード

「ヘイルブレード」には、このルーンを基準に調整を行っている専属ユーザーが一定数存在します。しかしながら、もう少し採用したくなるようなチャンピオン層がいてもいいのではないかと考えています。近接チャンピオンにおける「ヘイルブレード」の戦闘パターンは非常に魅力的であるため、今回は近接チャンピオン向けにバフを施し、もう少し活躍できる余地を与えます。

増加攻撃速度(近接チャンピオン):140% ⇒ 160% (注意:遠隔チャンピオンの攻撃速度は従来どおり80%のままです。)

レジェンド:血脈

「血脈」は現在の調整値ではやや物足りない状態にあります。ライフスティールが依然として人気ステータスであるため、ピック率自体は安定しています。しかし、今回はこのルーンを選んだ際の攻撃力と満足感を取り戻したいと考えました。

スタックごとのライフスティール:0.35%(最大5.25%) ⇒ 0.4%(最大6%)

移動速度のかけら

移動速度のかけらについては、他の選択肢を圧倒してしまうようにはしたくありませんが、有力な選択肢の一つとして機能するようにしたいと考えています。そこで今回は、序盤のダメージや終盤の耐久力と引き換えに選ばれるだけの価値が生まれるよう、慎重にバフを行います。

移動速度:2% ⇒ 2.5%

ニンバスクローク

ニンバスクロークはマイナールーン枠の選択肢を広げるという方針の一環として、今回は特にクールダウンが長いスキルを使用する際でも魅力的に感じられるよう、強化を行います。

増加移動速度:14 / 32 / 40% ⇒ 15 / 35 / 45%

フェイズラッシュ

フェイズラッシュに関しては、スロウを受けた際にその効果が感じられるような、一定のスロウ耐性を持つことが重要です。しかし、時にその効果が強すぎて、まったく相手を捕まえられないと感じることもあります。そのため、フェイズラッシュのスロウ耐性をわずかに抑え、戦闘からの離脱性能を少し控えめにしました。

スロウ耐性:75%⇒ 50%

行動妨害耐性のかけら

行動妨害耐性のかけらについても、移動速度のかけらと同様に有効な選択肢の一つとして機能することを目指しています。ただし、行動妨害を駆使するチャンピオンの存在を損なわないよう、注意が必要です。今回は慎重にバフを行い、チャンピオンへの影響を今後注視していきます。

行動妨害およびスロウ耐性:10% ⇒ 15%

トリプル トニック

「トリプル トニック」は、長らく人気の「ビスケットデリバリー」に押されてきました。今パッチではビスケットを軽くナーフする一方で、「トリプル トニック」が短時間に強力なパワーを発揮するルーンとしての個性を発揮できるよう、強化を行います。これにより、序盤のリコールをより有利に進めることや、レベル6でオールインの好機を作り出せるようになります。

強欲のエリクサーによる追加ゴールド:40 ⇒ 60
力のエリクサーによるアダプティブフォース:20 ⇒ 30


期間限定モード「ランダムミッド:メイヘム」に関する調整や「三国機兵」スキンの新シリーズも登場するパッチ「25.22」。サモナーズリフト以外のモードに関する調整やバグ修正など、詳細な変更についてはパッチノート全文をご覧ください。

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