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Ruler「MVPに選ばれた瞬間、嬉しくて胸が熱くなった。ファンが自分の名前を呼んでくれたのが幸せだった」―LCK王者に返り咲いたGen.Gメンバーの喜びの声とWorldsへの覚悟

28日、LCKの決勝戦後に行われた、Gen.Gの選手たちと監督によるプレスカンファレンスの模様をお届けします。

えごいすと

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9月28日(金)に韓国・仁川のインスパイアアリーナにて行われた「LCK 2025」の決勝戦でHanwha Life Esports(HLE)を破り、LCK優勝を果たしたGen.G Esports(Gen.G)の選手と監督が試合後のプレスカンファレンスに出席。その模様の一部を抜粋してお届けします。


Chovy「勝因は集中力の勝負で上回ったこと」

――(Canyon選手へ)4セット目の時、試合時間30分頃に不利な状況でバロンを触るという判断をしました。あれは誰のコールだったのでしょうか?

Canyon:ドラゴンの方にポジションを取るのは難しいと判断し、チームメンバー全員で「バロンで戦うのが有利だ」と決めました。なのでパンテオンのULTで移動し、バロンにトライしました。

――(Duro選手へ)Ruler選手はMVPの授賞式で涙を浮かべていましたが、初優勝を果たしたDuro選手が涙を見せなかった理由を教えてください

Duro:まず、僕はこれからも涙が出ないと思います。優勝したとしてもです。Ruler選手が泣いたときは、いきなり横で泣き出したので困惑しました。

――(Duro選手へ)Ruler選手がDuro選手のことを「シーズン序盤とは完全に異なる選手になった」と評価していましたが、今の感想はいかがですか?

Duro:Gen.Gに加入して1,2ヶ月くらいは試合のテンポについていけず、いつも大変でした。それでもここまで来る過程の中でRuler選手が隣にいてくれたおかげで、チームメンバーのそばに立っていられるようになったと思います。

――(Chovy選手へ)4セット目はシーソーゲームの展開となりましたが、勝利した要因は何だと思いますか?また、今後のWorldsに向けて補完するべき点などはあるでしょうか?

Chovy:4セット目のような場合は試合が長引き、お互いにイニシエートが得意な構成だったので、チーム内で交戦を中心にするべきだと話し合いました。集中力の勝負で僕たちが上回ったからこそ、勝てたのだと思います。

――Worldsで会いたい選手やチームなどがあれば教えて下さい。

Kiin:(MSIやEWCなどの)国際大会に出た時に、まだ対戦したことのないチームを中心に戦いたいです。対戦したい選手は特にいません。

Canyon:僕もまだ対戦したことのないチームと戦ってみたいです。

Chovy:僕も同じような理由で、まだ対戦したことのないIGと対戦してみたいです。

Ruler:できるだけ強いチームは避けたいです。

Duro:ALとIGと対戦したいです。

――(Canyon選手へ)現在の自身のパフォーマンスに関してはどのように感じていますか?

Canyon:ロワーブラケットファイナルが終わった後、上手くできなかったと思い、真剣かつ理性的にゲームに臨むべきだと考えました。それ以降はゲームを上手く読めていると思います。

――(KIM監督へ)3セット目のBPのコンセプトが気になります。ジグスを選択した理由などをお訊きしたいです。

KIM監督:ジグスを選択した理由は…ただ間違えていたようです。この場所で多く話すことはできませんが、構成にダメージがなかったということに関しては同意します。BPがよくなかったです。

Ruler「次第にプレッシャーや重圧を楽しめるようになった」

――(Ruler選手へ)今シーズンからGen.Gに復帰しましたが、プレッシャーなどはありましたか?

Ruler:実際、プレッシャーがないと言えば嘘になります。僕がJDGに移籍した後もGen.Gの成績は好調で、自分が復帰した後にチームが結果を出せないと考えると、プレッシャーと重圧は大きかったです。MSIに出場した頃からそのプレッシャーはかなり軽減され、むしろ、それを楽しめるようになりました。そうしているうちに、次第に自分の実力が発揮されるようになりました。

――LCK第1シードとして「Worlds 2025」に出場する意気込みを教えて下さい。

Kiin:第1シードとして出場する以上、優勝するために最善を尽くしたいと思います。

Canyon:特に第1シードだからというのは関係なく、しっかりと準備をして、良いパフォーマンスで試合をできるようにしたいと思います。

Chovy:第1シードなどは関係なく、しっかりと頑張りたいと思います。

Ruler:実際、第1シードということに大きな意味はないと思っています。Worldsに出場できたこと自体が嬉しいです。

Duro:今日の試合まで調子がずっと良かったですが、Worldsまでずっと良い状態を保つように努力したいと思います。優勝まで諦めません。

――(Kiin選手に)昨年、プロデビューから長い時間を経て、LCK初優勝を果たしました。昨年に続き、今年も優勝を果たしましたが感想はいかがですか?

Kiin:プロデビューをしてから、とても長くかかりましたが、初優勝を勝ち取り、それから1年後に再び優勝カップを掲げることができました。長い間、成し遂げられなかったことを終盤に一つ一つ達成しているようで、とても誇らしく嬉しい気持ちです。昨年もそうでしたが、今年もWorldsを制する絶好の機会だと考えています。必ず優勝したいと思います。

――Worldsにおいて、Gen.Gというチームの強みは何だと思いますか?

KIM監督:Gen.Gはこれまで好成績を収めているおかげで多くのチームとスクリムを組むことができます。懸命に練習して必ず優勝したいと思います。

Kiin:前の大会では良い成績を残しましたが、Worldsでは新パッチに適応しなければなりません。挑戦者の気持ちで臨みたいと思います。

Canyon:チャンピオンプールの広さが僕達の強みだと思います。

Chovy:不利な状況から逆転できるアングルを上手く見つけられるところだと思います。

Ruler:個人の意見は多いですが、その中で常に良い判断を全員で出来るのが強みです。

Duro:全員がベテランで経験豊富なので、チャンピオンプールが多様で集中力が高いところだと思います。

Ruler「MVPに自分の名前が呼ばれた瞬間、嬉しくて胸が熱くなった」

――(Ruler選手に)今日の決勝戦のMVPに選ばれました。感想を教えて下さい。

Ruler:決勝戦でのMVPというのは、一人だけが貰えるものなので、とても意味深いものだと思います。自分の名前が呼ばれた瞬間、とても嬉しくて胸が熱くなりました。ファンの皆さんが私の名前を呼んでくださるのが本当に嬉しくて、幸せだったからだと思います。

――Chovy選手とRuler選手は2022年ぶりに一緒にWorldsへ出場することになります。そのことについてはどう感じていますか?

Chovy:悔しい思いをした記憶が多いです。過去の成績にこだわらず、パフォーマンスを発揮できるようにしっかり準備すれば、外的な要因に揺るがされず、良い結果を出せると思います。

Ruler:2022年の結果は本当に残念でしたが、このような良い機会がまた巡ってきて嬉しいです。今では、お互いの足りない部分を補い合える実力になったと思います。一緒に良い結果を出したいという気持ちが大きいです。

――Duro選手を獲得は少し冒険のような感じで、不安などもあったと思います。しかし、こうして優勝まで果たしましたが、当時Duro選手を迎い入れながら監督が建てていた計画などはあるのでしょうか?

KIM監督:先ほどもお話したように、初期の頃のDuro選手は本当に苦労していました。しかし、BOTにはRuler選手というレジェンドで最高の選手が隣にいましたし、誰かが「年俸が足りなくて(サラリーキャップの問題)新人を連れてきた」というようなことを言うこともありましたが、絶対にそんなことはありません。可能性のある選手をチームと相談しながら迎い入れました。Duro選手はベテラン選手たちの中で意見を出しにくく、非常に大変だったと思います。「LCK CUP」期間中のDuro選手はとても苦しんでいましたが、今は成長して先輩たちと意見を交わし、多くの優勝を共にできて嬉しいです。

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