2月8日(日本時間)、Riot Gamesより『リーグ・オブ・レジェンド』の「LoL Dev Update」が公開され、2025年シーズンで追加された要素の影響など各種データと今後の予定に関する情報が明らかになりました。
◆力の偉業と強化ブーツは適正な状態に
2025年シーズンは試合序盤のスノーボール要素が緩和され、代わりに先に条件を満たしたチームのブーツが強化される「力の偉業」システムが導入されました。
当初はファーストブラッドの価値が大きすぎるという意見もあり、25.S1.2アップデートで条件が「先に3キルを達成したチーム」へと変更されましたが、本システムはそもそもキルやオブジェクトの先行という序盤における重要な要素を可視化したもの。実際にファーストブラッドやファーストタワーを獲得したチームの勝率を見ても、昨シーズンから殆ど変化はないとのこと。
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2コア完成後にさらに強化可能なブーツについても調整を経て「バランスが取れているか、やや弱い」という評価に落ち着いており、プレイヤー間でも率先して購入すべきでないとの認識が広まっています。
相手チームが達成すると大きなビハインドにも感じられる「力の偉業」ですが、このシステムの導入によって極端なスノーボールや序盤戦重視のゲームに変化している訳ではないようです。
◆アタカンは今後も複数の項目で微調整が続く見通し
エピックモンスターの出現時間の都合によって試合が停滞しがちだった18分~22分に変化を与える存在としてデザインされた「アタカン」も新シーズンによる追加要素で、既に普段のプレイから競技シーンまで大きな影響を生み出しています。
一回限りの“復活権利”などのバフが得られる「貪欲のアタカン」と、ブラッドローズによる恒久的なステータス強化が特徴の「災禍のアタカン」は、試合展開によってどちらが出現するか、そして出現位置が変化します。
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Dev Updateによれば出現位置の割合はトップサイド、ボットサイドでほぼ均等になっているものの、最初のパッチでは出現割合が85:15と“災禍のアタカン過多”になっており、逆にプロシーンでは“ほぼ貪欲のアタカンのみ”という状態に。こちらも25.S1.2パッチで条件の調整が行われています。
アタカンは「一方が明確に強力すぎる」訳ではないものの、試合への影響としては「どちらもやや強すぎる」傾向にあったため、25.S1.3パッチで貪欲のアタカンによる復活の時間が「5.5秒→15秒」になるなどの調整を実施。今後も影響を考慮しながら、さまざまな微調整が続けられる見込みとなっています。
他にも動画内ではノクサス仕様の新マップビジュアルについても言及。視認性の問題などは発生していないと述べた上で、Act2の時期を目処にやや「元の姿に戻す」調整の可能性も示唆されました。
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細かな内容についてはDev Updateをご確認ください。